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ビジネスの成功と平凡

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From:小川忠洋

From:小川忠洋 ダイレクト出版

大阪のオフィスから、、、

「大衆はみんな間違う…特にお金に関しては…」自己啓発の大家アール・ナイチンゲールはかつてこう言っていた。これは、起業家の人生で最も重要なアドバイスである…

このアドバイスに従えば、あなたはきっと成功するだろう。逆にこのアドバイスに逆らえば、あなたはきっと平凡な人生を歩むだろう…

誤解しないで欲しい。成功するというのは思っているほどバラ色の事ではない。平凡な人生というのは思っているほど悪いもんでもない。

平凡な人生では、あなたの周りには、たくさんあなたを理解してくれる友達がいるだろう。大きな収益を生み出して、社会になんらかのインパクトを与える事はかなわないかもしれないが、誰もそんなあなたの事を攻めようとはしない。ちょっとした将来の不安は抱えるかもしれないが、基本、みんなで仲良く、年老いていく事ができる。

ビジネスで成功すると、お金がザクザク入ってきてみんなから尊敬されて、あなたの周りにはあなたの成功を祝う友達がたくさんいる、、、みたいな事を夢見ているのなら考えなおしたほうがいい。

お金で解決できる問題にはもう悩まされないかもしれない。しかし、アール・ナイチンゲールの言う通りなら、「大衆は間違う」つまり大衆の逆をやった人が成功することになる。(成功してる人は常に少数派である。どの業界でも…)

すると、あなたは理解されない存在になる。周りの人から、何を考えているのか分からないと言われる。妬まれる。同じ業界の人からは、バッシングを受けるかもしれない。

アール・ナイチンゲールは正しい。

圧倒的な業績を上げるところは、業界では異端児である。業界の慣行を破る人である。業界の常識を無視して成果を上げる人である。

そんな人が、同じ業界の人から好かれるはずがない。叩かれて当然なのだ。

人は批判されるのを極度に恐れる。それが競合相手だったとしてもだ…

だから、批判されないように業界の常識、業界の慣行を守ろうとする。みんなで足並み揃えてビジネスをやろうとする。

しかし、業界の常識・慣行というものは、大抵の場合はトップ企業にとって都合のいいものになっている。常識的な手法で成果を上げれるのは、そのジャンルでナンバー1のポジションを築いた企業だけだ。ナンバー2以下にとっては常識的な手法は極めて不利。

業界の平均を考えてみても分かる。業界の常識に従った普通の会社がどれくらいの成果を上げているか?中間くらいのレベルだとどれくらいの利益を上げているか?考えてみて欲しい…

どんな所でもトップの総取りで、中間レベルに位置していると収益なんかは上がりっこない。普通の商品を普通に売ってる普通のサービスレベルの普通の会社から、買いたい!なんて思う人間がどれだけいるだろう?

  • 異端になる事を恐れてはいけない。
  • 非常識であることを恐れてはいけない。
  • 批判を恐れてはいけない。

人間は社会性のある動物。批判がイヤなのは百も承知だ。しかしこの批判を恐れるマインドセットは「平凡」になるための片道切符である。

起業家がDr.モルツから学べる最高の知恵は「批判に無神経になる」という事である。批判される側にまわるほうが、批判する側にまわるよりも、より充実した人生を過ごせるのではないか?

あなたが唯一、恐れなければいけない批判。それは、あなたの商品を購入した顧客からの批判である。同僚の批判でも、同業者の批判でも、友達の批判でもない。

平凡な人生も悪くはない。批判がないのだから…でも、、、、おれは嫌だな。あなたもきっとそうじゃないか?

小川忠洋
ダイレクト出版

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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