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文章を書くのが苦手な人へ

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From:寺本隆裕

・素早く、楽に、クオリティの高い文章を書く7つの方法

From:寺本隆裕

文章を書くのが苦手な人は、たくさんいます。

これは、セールスレターや広告を書くコピーライターに限った話ではありません。
マネージャーやエンジニアであっても、文章を書かないといけない仕事はたくさんあります。
例えば、報告書や提案書、設計書や仕様書などのドキュメント類・・・

「自分には文章力がない」といって、あきらめていたり、書くことに苦痛を感じていたりする人は多いです。
時間が無駄にかかり結局間に合わなかったり、ギリギリになってクオリティの低いものしかできなかったり・・・

ライターズ・ブロック

以前少しだけこのブログでもお話ししたことがあるのですが、文章に詰まってPCの画面や紙の前で手が止まってしまう現象のことを、ライターズ・ブロックと言います。

ライターズ・ブロックはコピーライターの世界ではメジャーな言葉なのですが、コピーライターに限らず、どんな職種であっても「文章を書く」という作業をしたことがある人には、きっと、これと同じような現象が起こっているはずです。

今日は、このライターズ・ブロックを克服し、より短い時間でよりクオリティの高い文章を書く方法を教えましょう。

すらすらと文章を書く7つの方法

生まれつき、東野圭吾のような才能があって、美しい文章がすらすら出てくるような人もいるでしょう。
でももしあなたが、僕と同じようにそっちのタイプじゃないなら、この7つの方法を試してみることをお勧めします。

1.ドラフトだと思って、適当に書く。

当然のことながら、文章というのは、何度も何度も書き直しをしながら作り上げていくものです。
パソコンで文章を書いているなら、一つの文章を仕上げるために、バックスペースキーやデリートキーを何度押すかわかりません。

どれだけ慎重に言葉を選び、書いていたとしても、絶対に最初に書いた文章は頭から見直し、修正が入ります。
なのに、書くのに時間がかかる多くの人は、最初から完璧を目指そうと修正をして、慎重に言葉を選びながらゆっくりと書いてしまいます。
このやり方では、とても辛いです。

最初のコツは、どうせ、最初のドラフトは誰にも見せないし、修正が入る前提のものだから、文法も、「てにをは」も、誤字脱字も、、、、何もかも無視。するということ。

プロの書き手でも、最低3回は一つのテーマについて最初のドラフトを修正するそうです。
だから、最初は適当に、頭に思い浮かんだことをひたすら、ひたすら、、、ただ、書けばいいのです。

ポイントは、とにかく「流れ」を止めないこと。
ただ、書く。ひたすら、頭に思い浮かんだことを、そのまま文字にしていきます。

パソコンでも紙でもOK。

ただ、パソコンのキーボードのタイピングが遅い人は、先にブラインドタッチをマスターしましょう。タイピングに手間取ると、頭に思い浮かんだことがそのままスムーズに画面に書けません。
意識してやることで、数週間ですぐに使えるようになるので、ぜひやってみてください。(ちなみに、ブラインドタッチをマスターするなど、「将来の時間を増やすために今の時間を投資する」ことを、強くお勧めします。)

2.書いてから、修正する。

ドラフトができて、最後までとにかくその文章を書きあげたら、最初に戻って修正に入ります。修正のステップは大きく2段階。

最初の修正ステップでは、全体の構成、コンテンツの過不足、論理、わかりやすさ、など、内容に関する部分の修正をします。
文章、言葉、パラグラフなどの追加、変更、削除、などがメインの修正点です。

2段階目のステップでは、文法、誤字脱字、表現、などの部分を修正し、文字の装飾や体裁を整えます。
書くのが遅い人は、この最後の方を最初から気にしすぎています。

こんな言い方だったら、相手に失礼かな、、とか、あれ?ここの漢字って、これであってたっけ?とか、「~の」が続きすぎてるな、、などなど。それを考えるのは一番最後です。

3.書く部分をいくつかの短いセクションに区切り、
一番簡単なセクションから書き始める

長い文章を書くのは大変ですが、それをいくつかのパーツやセクションに区切ることで、とても書きやすくなりますし、心理的にも楽になります。
そして、セクションを区切って、「一番簡単なセクションから書く」ことで、最初のスタートダッシュに勢いが出ます。

何をやるにも、最初の一歩が一番しんどいです。
その最初の一歩を簡単にしてあげることで、あとが楽になります。

4.細かく時間を区切る

多く時間をかければかけるほど、いい文章が書けるわけではありません。
時間を区切って集中力を高めましょう。また、細かく時間を区切ることで、ペースメーカーの役割をしてくれます。

例えば、3,000文字の文章を書く場合、これを1時間で書こう!と決めたなら、10分あたり500文字を書かないと間に合わない計算です。
10分で400字詰めの原稿用紙1枚以上なので、ぐずぐずしていたら書けません。

ストップウォッチやタイマーを用意して、時間との戦いを自ら課しましょう。
WORDなどのソフトなら、文字数をカウントしてくれるので、心地よい「焦り」があって、生産性が高まります。
ちなみに僕は、動作の軽いテキストエディタを使って文字を書き、ちょくちょくWORDに貼り付けて文字数をカウントしています。

5.疲れたり行き詰ったら、別のことをする

書くことは集中力のいる作業だし頭も使うため、とても疲れます。
高い生産性のままずっと書き続けることはできません。

なので、疲れたり行き詰ったら、別のことをしましょう。
別の仕事をするでもいいし、その辺を歩いたりと、軽く運動するのもいいでしょう。
脳に糖分を補給するためにチョコレートを食べるのもいいでしょう。
リフレッシュしたら、また書く仕事に戻ればいいのです。
キーワードは、短時間集中です。

6.完成させる前に、寝かせる

書きあげたその瞬間は、疲れているし脳も興奮しているので、冷静な目でチェックすることが難しいです。
だから大事な文章、例えば、公式な文章だったりセールスレターなどは、最低でも一晩寝かせて、翌日に最終チェックを入れるのがオススメです。
そのあとできれば、第三者にも見てもらいましょう。

7.最初は下手であることを、あきらめる

この7つのコツを使ったからと言って、いきなりみんながはっと驚くような文章がすぐに書けるようになるわけではありません。段々うまくなってくるものです。
だから、下手な文章しか書けないことをあきらめて、下手な文章を書きましょう。

これでだいぶ文章が楽に・素早く書けるはず。

どんなことを書くか、その内容を整理したら、この7つのコツにしたがって、ガンガン書いてみてください。
もしあなたが「口では説明できるけど、文章にするのがちょっと・・・」というタイプなら、すぐに文章を書きあげられると思います。

特にインターネットを使ってビジネスをしているなら、あるいは、インフォメーション・ビジネスをしているなら、クオリティの高い文章・コンテンツを、素早く、たくさん作れるということが、大きなアドバンテージです(インターネットでは、コンテンツ・イズ・キングです!)

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寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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