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セールスレターのオープニング

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From:小川忠洋

From:小川忠洋

西宮の事務所より、、、

ごらんのようにウチの娘は天才である。3歳なのにも関わらず、パパのためにクッキーを作ってくれている…

多分、将来は、フランスかどっかに修行に行って、日本に戻って、シャレたレストランを開き、ミシュランで5つ星を獲得して、審査員が美味すぎて失神し、、、食べログでも評価が高すぎてヤラせではないかとの疑惑が炎上し、、、お店の行列は昔のアップル並にテントを張る人間がでるくらい、、、

、、、になるはずである。

さて、娘自慢はこれくらいにして、娘自慢に付き合ってくれたあなたにお礼にいい事を教えよう。ブログでも、セールスレターでも何でもそうだが、こういう記事の書き出し、オープニングでは、常に「相手の関心」から始めなければいけない。自分の自慢話から始めたりしては絶対にいけない。。。

オープニングでやってはいけない事…

ウチの商品はこんなに素晴らしくて、あんなに素晴らしくて、こんな事もできるし、あんな事もできるんです。とか、オレって凄いコンサルタントでこんな事もオレの成果だしあんなこともおれの成果だし、年収ウン千万なんて楽勝です…とかね。

そんな基本的なこともできない人間がおれは天才だって言ってるから始末が悪いわな。(ちなみにそういうアプローチをする人の所にはあまりいいお客さんは集まらなくて、依存的な人が集まるんだよね。この人なら自分を救ってくれる…みたいな)

特に、オープニングってのは最初に見込み客の心をつかむ、いわば漫才で言うところの「ツカミ」なわけだわ。ようするに「ツカミ」でスベるとその後なかなか挽回するのが難しい。

ツカミが弱いとムードも変わる。お客さんは「この人オモシロくなさそう…」という先入観で、その漫才師を見るようになる…そして、本当はオモシロカッたとしても、先入観のバイアスでなかなか素直に面白いとは思えなくなる…

漫才ならまだマシ。だってツカミですべっても、席を立つわけにはいかないでしょ。つまらんなぁ~と思っても、最後まで見なきゃいけない。あるいは、元々が暇つぶしで見てるわけだから、他にやることもない。だから、受動的に見続ける…ってことになる。

誰も広告なんて読もうとしてない。。。

ところが、広告やセールスレターではそうはいかない。例えば、雑誌でもネットでもそうだが、誰も、広告が見たいとは思ってない。あなたも、広告見たさに雑誌を買うことなんてないでしょ?(あるとしたら相当なマニアなのでザ・レスポンス・コピーのサイトで診断を受けることをオススメする。誰も理解してくれないあなたと同じ趣味を持ったマニアがたくさんいる)

話は戻って、誰も広告見たさに雑誌(ネット)見てないわけだから、広告見て、一瞬でつまらなかったら、次のページに行っちゃうわけ。他の面白そうなニュースとか記事とかビデオとかに行っちゃう…

だから、漫才と違って、広告はもっともっと過酷な状況なわけよ。だからソコはしっかりやらないといけない。しっかりツカミをしないといけない。(忙しい日に営業マンが来て、いきなり娘自慢されたらどうする?お前コロスゾって思うでしょ?)

だから常に相手の”時間”にリスペクトしないと。営業マンが忙しい経営者が時間を取ってくれたって時と同じくらい相手の時間を尊重して、相手が聞きたい話を話さなきゃならない。。。

そのためには常に経営者の関心事はなにか?って調べておいてその話をしなきゃならない。見込み客の関心事はなんなのか?って調べて、そのはなしをしなきゃならない。。。

この人間心理を忘れてはいけない。。。

人間ってのは勝手な生き物で、頭の中は本当に自分のことしか考えていない。どっかの国で戦争が起きてても、尖閣諸島できな臭い事が起きてても、、、自分の顔のニキビの方が気になるし、昼メシ何にしようか?とか、そんな事を考えているもん。。。

面白い話があって、911ってあったでしょ?アメリカで起きたテロの話。あの時って、おれもテレビで見たけど「戦争が始まる!」って感じを受けたよね。極東の日本でまったく関係ない人間が見てソレなんだから、アメリカ人が見た時のショックったらないと思うよ。。。

ところがね。。。ところが、911があったまさにその日の9月11日。これ通販をやってる人から聞いたんだけど、その日、その人も「世界が終わる」って思ったんだって。でも、まさにその日、彼のビジネスの通販の売上は全く変わらず、普通に注文の電話が鳴っていたんだってよ。

あの日だぜ?普通そんな日に、健康食品の注文なんかするかね?って思うよね。ま、個別にその人たちがどーこーって話しじゃなく、要するにそれくらい人間ってのは「自分のこと」ばかりを考えているってこと。

だから、オープニング、では、どんな時でも、相手の関心事から始めなきゃいけない。。。忘れちゃダメだ。。。

おや、、、

おやおや、、、

気づきましたか?この記事も、自慢話から始まっていることを…こういう記事とか広告を書くやつは、一回死んだほうがいい。そういうわけで今から窓から飛び降りようと思います。。。

小川忠洋

PS:
1階だった。。。ちょっとヒザが痛かった…(;´Д`)

 

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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