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実際の限界

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From:ダン・ケネディ

From:ダン・ケネディ

前回は、ほとんどの起業家が、下調べをきちんとしてから行動を起こすといった「計画」をしているとは思えない理由についてお話ししました。今回は限界をテーマにお送りします。

時の流れは10年ごとに速くなる、とずっと前に言われたことがあります。何だか、ガソリンの最後の0.5リットルが、最初の0.5リットルよりも速くなくなるのに似ていますね。

私は50歳をまわった頃からこの言葉を身にしみて感じるようになりました。これから年老いていくにつれ、より一層身にしみることでしょう。そこで本題です。

『限界』

ご存知のように、私は「自分の設けている限界」と「実際の限界」についていつもお話ししています。実際の限界にかすりもしていない人がほとんどですが、確かに実際の限界はあります。

それは時間や労力、忍耐、お金の中に存在しています。多くのプロジェクトを管理し、大勢の人を組織化するなど、してきたことが多ければそれだけ、実際の限界という存在のために、結局はそれぞれの質や価値が薄められてしまいます。

これではいけません。だから、「選別」「先延ばし」「棄権」をするのです。

やること・やらないことを取捨選択

やらないと決めたことは先延ばしにして、それを再び取り上げる時期を決めて、その時までは無視するのです。行動を起こすならタイミングを見計らって絶好の機会にするべきです。

とは言うものの、私のような、チャンスを大切にして、自分の起業倫理が確立している、ビジネスの成功者にとっては、行動の先送りはなかなか難しいことです。

個人的に言えば、そもそもゼロから成功を目指すことがどれだけ大変なのかを、昔よりも今の方が一層強く感じています。私たちは自分に起こった変化や、身の周りに起こった変化を適切かつ冷静に判断しながら、ビジネスの舵取りをしていかなければなりません。

昨年、多くのクライアントが全く新しいビジネスに参入して売上増を果たしました。その額は2,500万円の人から5,000万円、1億円、それ以上の額の人までいました。

同じ額をさらに上乗せしましょう。足し算ではなく、掛け算並みに増やしていきましょう。そうする理由はなくとも、どんどん倍々ゲームをしていきましょう。もしくは、肩の力を抜いて、成功に向かってゆっくりと着実に歩んでいくのも賢明です。

私はよく「十分とは十分な数である」の大切さについて口にしています。特に理由もなく城の増築を繰り返して、何も置かないままの空っぽの部屋を増やし続けている王様は愚か者です。

多くのビジネスマンが、マーケティングや起業戦略の性質を知らないが故に、自分のビジネスに縛られた囚人になっています。

彼らは24時間365日いつでも連絡がとれる状態にしようと努めています。休暇を1週間取るなんて恐らく無理。連絡の取れない状態が1時間も続くのは避けたいと考えています。

これはある種の囚人と言えます。また、失敗——痩せていく収入——に囚われている者もいます。しかし、成功も牢獄になり得ます。無限の野望に囚われることだってあり得ます。

つまり、金儲けの才能が災いにもなり得るのです。執念の矛先がどれだけ偉大なものであっても、結局はただの執念ですから。

成功の定義

最後に、あなたにとっての「成功」とは何なのか、自分に合った「成功」とは何なのかを明確にするために、少しだけ立ち止まって、自分の尺度で考え、定義しましょう。

そうしないと、間違った「成功」に向かってしまうかもしれません。または、行き過ぎてしまうかもしれません。

ダン・ケネディ

ダン・ケネディ

ダン・ケネディは、毎年100万人以上の中小企業、大企業のビジネスオーナーや起業家に影響を与え、世界一多くの億万長者を生みだしている。そんな彼のことを、アメリカで最も億万長者を生んだ人として、「億万長者メーカー」と呼ぶ人もいれば、「21世紀のナポレオンヒル」と呼ぶ人もいる。 「日本一のマーケッター」にも選ばれた神田昌典氏も、彼の著書を監修し、絶賛のコメントを寄せている。

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