「最高の自分になるための自信を持つたった1つの方法」について、株式会社Online代表取締役の白石さんをお招きし、お話を伺いました。
このように感じている方も多いのではないでしょうか?
自信があれば商品をたくさん売れるのに、どうやって自信を持てばいいのか分からなかったり、自信がなくて仕事がうまくいかないような方は、自信についての正しい考え方を参考にしてみてください。
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あなたは「自分に自信がありますか?」と聞かれたら、どのように答えるでしょうか?
自己認識力が高い人は、「自信があると言えばあるし、無いと言えば無い」といったような答え方をします。
自信のある自分と、自信のない自分の両方を、健全に自己判断できているからです。
では「自信」とはそもそも何なんでしょうか。
自信とは簡単に表現するなら、自分を信じる力、自己信頼のことです。
また突き詰めて考えると、自信は「感情」であると定義することができます。
自信が無い人は、「自信の定義」をしっかり理解できていないか、勘違いしていることが多いです。
普段何気なくできている行動は、その行動に対して自信を感じるからできているんです。
逆に、自信を感じられないときは、その行動ができないような感情が作用します。
例えば、全くやったこのとない仕事を任された場合は自信を感じられませんし、これまであたり前のようにこなしてきた仕事なら、自信を感じられます。
つまり、「自分は自信がある」とか「わたしは自信がありません」とか、そういった単純なことではなく、あらゆることがらに対して、自信という感情をどう持っているか、ということです。
しかも、感情というのは一定ではありませんから、日によっては自信満々で仕事ができる日があったり、自信を感じられず仕事ができない日もあるでしょう。
自信は感情ですから、自信を感じるときもあれば感じないときもある、という事実を正しく理解しておかないと、間違った考え方に繋がってしまいます。
例えば、自信を持つためにお金を稼ぎたいとか、自信をつけるために恋人を作りますとかだと、おかしな方向に向かってしまいます。
自信を感じられない人ほど、このような考え方になりやすいです。
自信を感じられるようになるためには、自己肯定感がとても重要になります。
自己肯定感とは、自分の存在価値や能力などを、根拠の有無に関わらず自分で肯定できる感情です。
しかし、自己肯定をする前に自己受容をしておかなければいけません。
自己受容とは、「自分にとって受け入れがたいことでも、それが自分にとっての事実であれば受け入れる」ということです。
自分を受け入れられていない状態の人が、自分を正しく肯定することはできません。
ですが、自己受容ができていないのに、褒められたり乗せられたりして、自己肯定からしてしまう人が多くいます。
そうすると、地に足のついていない状態になったり、やる気だけが空回りしてしまうようになっていきます。
自己受容とは、自分にとってポジティブな事実とネガティブな事実の両方を、それが自分であると受け入れることですが、自信を感じられない人は、その両方を受け取らない傾向にあります。
自己受容をしっかりしていくことが、自信を感じられるようになるためには必要なことなのです。
自己受容ができず、ポジティブな事実もネガティブな事実も受け入れない人たちは、実は傲慢であることが多いです。
しかも、傲慢でありながら自分では謙虚だと思っています。
例えば、その人がやってきた仕事を褒めても、「それほどでもないです…」という感じで、その人にとってポジティブな事実を受け入れず、謙虚な姿勢を見せます。
一方で、セールスなどをするときに、失敗するかもしれないという、ネガティブなこともまた受け入れられないです。
ところが、こういった自信を感じられない人たちは傲慢ですから、心のどこかで「自分はできるんだ」という希望を握っています。
現実を見渡せば、その人に実績がなかったり、はじめてのことだから上手くいくはずがありません。
自分に自信を感じられなくて、失敗するかもしれないと恐れているのは、失敗をする自分を受け入れられていないからです。
それなのに、成功できる、自分はできるという希望だけは手放さないほど傲慢なのです。
自分はできるとか、環境が変われば能力が発揮できると考える人もいますが、そうではありません。
自分の現実や成果しっかり見て、それ以上でもそれ以下でもなく、それがあなたそのものであることを受け入れなければなりません。
ところが自信を感じられない人たちは、それを受け入れてくれません。
失敗してもいいはずなのに、「これまで築き上げてきた自分の何か」を守るために、受け入れてこなかったわけです。
しかし、他者から言われたことを意識的に受け入れたり、自己受容のトレーニングなどで受け入れられるようになれば、「ダメな自分がいたっていいんだ」「失敗したっていいんだ」と、受け入れられるようになります。
ですから、自信を感じられるようになるためには、現実を受け入れることが大切なんです。
先日盛り上がったラグビーのワールドカップで、ニュージーランドの代表選手が試合前に「ハカ」と呼ばれるダンスを踊っていました。
あれは士気を上げるためのパフォーマンスだと認識されていますが、実際にはアドレナリンを出すためにやっていることだと、ラグビー経験者から聞きました。
もちろん、それが士気の向上に一役買っているわけですが、実際にアドレナリンを出すことで、ラグビー選手同士のぶつかり合いでも痛みを感じなくなったりするそうです。
相手選手とのぶつかり合いに対する恐怖心を克服して、試合では痛みを感じることなく、自信を感じてプレイできていたということです。
これと同じことをビジネスでも取り入れてください。
セールスで失敗したら怖い、という感情があるなら、アドレナリンを出して克服しちゃえばいいわけです。
例えば2〜3分大声を出してみたり、ハカのようみ目を大きく見開いて舌を出したりすれば、本当にアドレナリンが出てきて、恐怖心が薄れます。
アドレナリンを出してチャレンジし、失敗してもそれを受け入れる。
自分をウソや妄想で作り上げるのではなく、現実の自分を受け入れて行動することです。
それが怖ければアドレナリンを出す。
成功か失敗かは、その時点では関係ありません。
そうした積み重ねが、自分自身の信頼を大きくし、自信を感じられることに繋がっていきます。
自信というのは感情なので、その場面場面で変わることがあります。
自信を感じられない人は、自分にとってポジティブなこともネガティブなことも受け入れないため、謙虚なようで実は傲慢です。
なぜかと言うと、できないかもしれないという、その人にとってネガティブな事実を受け入れられないのに、できるだろうという可能性も根拠なく握っているからです。
ですから、まずは自分の現実を受け入れる自己受容をしていくことがとても大切です。
他者からの意見を素直に受け止めたり、トレーニングをすることで、自分の現実は受け入れられるようになります。
また、セールスや仕事で恐怖心を感じるなら、アドレナリンを出すことは有効的なことです。
アドレナリンを出して行動に移し、結果を受け入れ続けることが、自分自信の信頼を大きくすることなのです。
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