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マーケッターが作り出す価値

2012.2.21 | ,
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From:寺本隆裕

 ダイレクト出版

大阪のオフィスより、、、

ついにかかってしまった。インフルエンザ。

過去2番目?くらいの勢いでインフルエンザが流行しているようですが、僕も先週、インフルエンザで外出禁止の状態になっていました。日曜日の夜38度の熱が出たため月曜日の朝医者に行くと、インフルエンザA型と診断されました。タミフルではなく、何か粉のような薬を吸い込み、そのまま金曜日まで外出禁止との指示。自宅でも自分の部屋に監禁されることになってしまいました。

スグにチームのメンバーに連絡。

心配してはくれましたが、、、

それでもやらなきゃいけない仕事はいっぱいある。書かないといけないセールスレターもいっぱいある。進めないといけないプロジェクトもいっぱいある。

・・・ということで、かかってくるわ。電話。スカイプ。

「あー、てらもっさんですかー。インフル、大丈夫っすかー。あ、今いけますかー。メルマガ、まだっすかー。セールスレターまだっすかー?」

林である。(大丈夫っすかー、が軽い。)

「あー、大丈夫?今いける?お大事に!」

マネージャーの巽である。(優し目。でもいつもよりも電話の頻度は多い。)

とまぁ、当然インフルエンザだからといってゆっくり寝ていられるわけではなく、意識がもうろうとする中、最低限、質問への受け答えをする。そんなヘロヘロの状態が2、3日ほど続いたわけです。。。

映画でも見たいな

2、3日ほどすると、だんだん症状は落ち着いてきました。熱も下がり、体のだるさも取れてきました。そして少しずつ、起きてる間の時間が暇になってきました(部屋が隔離されているため、TVを見ることはできません)。

そこで、休み休み映画でも見たいな、という気持ちになってきました。従来であれば、ツタヤなどに直接行ってDVDをレンタルしてこなければいけません。でも今は違います。「ネットで借りて、自宅に届き、ポストに返却」することができます。でも、、、最近はもっと進んでいます。

ネットで借りて、までは同じですが、自宅に届くまで待つ必要もないし、在庫切れになっていてがっかりすることもないし、宅配便を受け取る必要もないし、返却すらすることもなく、、、ビデオを借りることができるのです。

知ってました?アップルのiTunesというアプリから、映画をダウンロードできるんですよ。1本300円ほどでレンタルするとダウンロードできるようになるのですが、ダウンロードしたものは1ヶ月以内であれば再生可能。一度再生すると48時間でデータはなくなってしまいますが、48時間以内であれば何度でも再生可能。そんな感じで借りられるのです。

時間が経つと自動的に見られなくなるので、うっかり返却期限を過ぎて超過料金を払う心配はありませんし、そもそも「返却」する必要すらありません。

なのでパソコンとクレジットカードがあれば、ベッドから一歩も動かずに映画がレンタルでき、観ることができます。ダウンロードには時間がかかりますが、ダウンロードしながら再生できるため、ほとんど待ち時間はありません。しかもAppleTVという8千円ほどで買える機械を使えば、TVでその映画を再生できます(パソコンも不要!)。

超便利!

一方そのころ、うちの嫁も、スマートフォンから「ネットスーパー」にアクセス。日用品から子供の下着まで、通販サイトで購入していました。持ってきてもらう手数料はたったの100円。わざわざ小さい子供を連れて寒い中を歩き、人ゴミにもまれながら長蛇のレジの列に並ぶ。そんなことをせずに、目的の品物をゲットしていました。しかも、午前中に申し込んだものはその日の夕方に届くのです。

超便利!

そしてその週末遊んであげられない息子のために、アマゾンで絵本を購入。罪滅ぼしすらネットで完結(?)です。

ネット通販超便利!そして、新しい時代へ、、、

自宅から一歩も出ずに、映画のレンタルも返却もできる時代。ケータイでパンや牛乳が買える時代。格安航空機。激安弁当。ケータイ料金無料。。。

単なる「物」は手軽に手に入り、しかもどんどん安くなっています。

「従来の」ビジネスが「従来の」やり方をしていると、衰退するしかありません。「成長か衰退か」そんな言葉がぴったりな時代です。

そんな新しい時代。我々マーケッターは、その「物」にどのように光を当てるのか?そこからどのような新たな価値を生み出すのか?それを考えなければいけません。

商品の価格というものは、

その商品の原価やライバルの値付け、業界の常識や慣例ではなく、我々が作り出す価値によって決まるということを忘れてはいけません。

fasdf

寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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