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顧客リストはコピーの鏡

2013.4.9 | ,
  •  

From:寺本隆裕

先日東京で、

2日間のビジネススクールコピーライティング「テンプレート習得コース」

を開催しました。

浜松町にある高層ビルの38階が会場だったのですが、そこはいつもは結婚式の披露宴などで使われるような会場だそうで、

窓からは高層ビル群と東京湾の景色が見え、テーブルには白いテーブルクロスが掛けられている。

そんな高級感あふれるところでした。

東京会場は57名が参加してくれたのですが、2日間が終わってビデオの「お客様の声」をお願いした所、、、

嬉しいことに、お客様の声に協力してくれる人が多すぎて、ビデオ撮影の順番待ちの整理券を配る、なんて前代未聞の事態になりました。

多かった感想は、

「スワイプを使えばこんなに簡単に書けるなんて思いませんでした!」「肩の荷が降りました!」「セミナー中からアイディが湧いて、書きたくてうずうずしてました!」(実際にセミナー中に講義そっちのけでコピーを書いている人もいました)

と、スワイプファイルとそのパクリ方が学べるセミナーならではの、とても嬉しいものでした。

で、そのセミナー中、「オファー」について話している時のこと。

弱いオファーを強いコピーでカバーすることは出来ないが、弱いコピーを強いオファーでカバーすることはできる。

ということを話した所、1人の参加者から質問の手が挙がりました。

「あまり安くしたり、無料のプレゼントを積み上げてしまうと、安く見られたりしませんか?」

確かにその通り。

集客したいあまり、オファーを強くして、値下げや無料プレゼントをやりすぎてしまうと、安く見られて結局利益が残らず、リピートしないお客ばかりが集まって、やってる意味がなくなってしまいます。

実際、「顧客リストは自社のコピーの鏡である」と言われるように、

例えば、「どこよりも安くご提供します!」とコピーで書けば、当然安いもの好きな人がお客として集まってきますし、

「当社のサービス料金は高いですが、そのかわり質はどこにも負けません!」

と書けば、値段よりも質で選ぶタイプの人がお客として集まってくるでしょう。

では、どうすればいいのか?

それは、

売ってるものが何なのか?売りたいものが何なのか?何を売ろうとしているのか?

ではなく、、、

誰に売りたいか?どんな人を顧客にしたいのか?今後ずっと、どんな顧客と付き合って行きたいのか???

を考えること。

結局のところビジネスの目的は、

・顧客を獲得すること・顧客を維持すること

のこの2つしかないわけです。

そして、「売り物」はこの2つの目的を達成するための手段に過ぎないのです。

顧客リストはコピーの鏡。コピーを変えれば、集まるお客が変わります。

だから、オファーを作るときも値段を決めるときも。あるいはコピーの文章を書くときも、、、

誰に向かって書くのか?誰に共感して欲しいのか?自分は一体、どんなお客さんと一緒にビジネスをしたいのか??

という風に「お客中心で」考えるべきだというわけですね。

さてさて、あなたのコピーは、どんな人を引き寄せたい?

寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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