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大きな仕事を前にして行き詰まってしまわないために

2017.4.29 | ,
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From:マイケル・マスターソン

引き受けた当初はやり甲斐のある素晴らしい仕事だと思えたはずなのに、締め切りが刻々と迫った今、取り掛かり始めてすらいないという現実。きちんと仕事を終わらせることが優先事項だとわかっていながら、どうも上手くいかない。上手くいかないどころか、この仕事は日々のタスクリストから一向に消えることなく残っている。目立つようにマーカーで色付けされているにもかかわらず、一切注意を向けられることすらないままだ。

この悪循環にはどんな原因があるのでしょう?一体どうして、素晴らしいチャンスがとてつもなく大きな課題へと姿を変え、そしてそれが途方もない難題へと発展し、最終的に「取り掛かり始めてすらいない一大事」へと変貌を遂げてしまうのでしょうか?

未だ取りかかることすらできずにいるタスクを片付ける5つのコツ

これには様々な要因が考えられますが、私にとって必ず効力を発揮する解決策は、以下の5つです。

1. 現実を受け入れる

あなたが3日以上行き詰まっているなら、それはもうお手上げ状態ということです。現実を受け入れましょう。そして鏡の前に立ってこう繰り返すのです。「偉そうに語っていましたが、もうお手上げです」と。インスピレーションがこの窮地を救ってくれることを待ち望んでいたかもしれませんが、そんなことは起こりません。待つのはもうやめるべきです。

2. タスクの優先順位を変える

これまでたくさんの優先事項の中の1つでしかなかったそのタスクを、あなたのリストの一番上に最優先事項として掲げましょう。

3. 小さい単位に細分化する

目の前に立ちはだかるこの困った状況を、一気に収束してしまおうなどとは思ってはいけません。代わりに、より小さい単位に細分化してみるのです。40ページのレポートなら数ページごとに分けてみましょう。大勢の人と話し合いをしなければならないのなら、会話ごとに個別のタスクと考えてみてください。

4. 毎日の具体的な仕事量と必要な時間を割り出す

締切日から逆算して、毎日の具体的な仕事量(ページ数や人数など)を割り出しましょう。そして今度はそこから1日に必要な労働時間を割り出してみてください。

5. まずは1日15分から始めて、とにかく続けること

具体的な仕事量が15分以内に終えることのできるタスクなら、あなたは運を味方に付けていると言えるでしょう。1日15分のタスクをしっかりとこなせばいいのです。もし仕事を終わらせるために1日15分以上かけなければならないとしても、最初はやはり15分から始めて、軌道に乗り始めたところで少しずつ1日の作業時間を増やしていきましょう。まずは15分から始めてみましょう。今すぐに取り掛かってください。

あまり満足のいく内容でなくても、とにかく15分続けてください。これまであなたが直面してきた心理的な壁を打ち砕くまで、とにかく続けましょう。ここでのポイントは、毎日の仕事量を15分に抑えることです。15分という短い時間なら、無理なく続けることができるはずです。

とにかく一旦仕事を軌道に乗せることが大事

必ずしも思い描いていた道ではないかもしれませんが、とりあえずこれで一旦仕事を軌道に乗せることができます。遅かれ早かれ、壁に直面していた頃に待ち望んでいたあのインスピレーションが、突如として沸いてくる瞬間が訪れるでしょう。この瞬間は必ずやってきます。そしてその時、面倒なタスク(思考、企画、リサーチなど)の大部分は、すでに片付けてしまっていることに気付くのです。

数年前、私の兄がこのテクニックを勧めてくれました。彼は大きな執筆プロジェクトをこのテクニックを使ってやり遂げたのです。私自身もこれまで、執筆、企画、研究、そして特に評論活動にこの方法を利用しましたが、上手くいかなかったことは1度もありません。

このテクニックは、プロジェクト自体に嫌気がさしてきた頃に特に効果を発揮します。毎日きちんと仕事に取り組むことのできる自己管理能力に長けた人でない限り、大抵は仕事を後回しにしがちで、いつまでたっても終わらせることが出来ないものです。

時には15分以上費やしたいと思える日もあるでしょう。それも構いません。むしろそう思えるようになることこそが、このテクニックの狙いなのです。その意欲こそが創造力が機能し始めてきた兆しです。これはどのタイミングでも起こり得ることですが、ある日突然タスクの全体像をはっきりとイメージできるようになり、プロジェクトをやり遂げることができるでしょう。これまで進めてきたタスクの一部を整理したり、変更を加えたりすることもあるかもしれません。しかしそこから先は、やるべきことが明確に見えているので、作業の効率は上がり、仕事がはかどるはずですよ。

– マイケル・マスターソン

マイケル・マスターソン

年商100億円以上の会社を2社、50億円以上の会社を2社、10億円以上の会社を10社以上保有、ダイレクト・レスポンス・マーケティングの世界で屈指の実績を誇るスーパー起業家。その事業構築の手腕は多くの起業家、マーケッターから高く評価され、推薦分などを書くことがないジェイ・エブラハムが著書に序文を寄稿するほど。AWAIのファウンダーの一人であり、450,000人の会員を誇るメールマガジン「Early to Rise」のファウンダーでもある。

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