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乗り遅れました…

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From:寺本隆裕

乗り遅れました...

関空の国際線ビジネスクラスのラウンジより、、、

「え?締めきった?」

チャイナ・エアラインのチェックインカウンターにて。もうその飛行機の搭乗手続きはすでに締め切ってしまっている。どうしようもないのだと、、、どうやら。乗り遅れたようです…

今、関空にいます。

鳥内さんがやっている「リアルインサイト」が企画した台湾ツアーに参加するためです。台湾に行って歴史を学ぼう。台湾の歴史を学ぶことで、日本のことをもっと良く知ろう。日台の絆を深めよう。などなどの目的のために主催されたツアーです。僕もそれなりに予習をして、 昔の日本人ってすごかったんやな〜〜〜なんてことを思っていて、 今日のこの日を楽しみにしていたのですが、、、まさかの飛行機に遅れるという痛恨ミス!!
(理由は後で判明しましたが。)

まだ1時間以上ある、と余裕のチェックインをしようとしていたのですが、 「10分前に締め切った」とのこと。。。いや、確か10:50発、って書いてあったような、、、 とチケットをもう一度見てみると、10:00発、ってガッツリ書いてある。どこでどう見間違ったのか、飛行機の出発時刻を勘違いしていたようです。途方に暮れてふとケータイを見ると、 ツアー会社からの着信が入っていたので、折り返す。

「いや〜寺本さん、ギリギリまで待ってたんですが、、、もう一度航空会社に問い合わせてみてください。で、無理だったら、 LCCとかを取り直していただいて、それで現地合流してください…」

・・・・・

「まじっすか〜〜 LCCっすか〜〜〜 なんとかならんですかね〜〜」と電話していると、 向こうからチェックインカウンターに、見慣れた顔が早足でやってくる。

「あれ?」ウチの社員でEQ英会話のマネージャーをしている飯村です。 彼もこのツアーに参加する予定なので…遅刻です(笑)電話の向こうのツアー会社の担当の人には「ふたりでなんとか現地合流する」旨を伝え、
飯村を呼び止める。

寺本
「もう締め切ったみたいですよ」

飯村
「え?マジすか?」

寺本
「さっき軽くゴネたんですが無理でした」

飯村
「いや、大丈夫です。 自己啓発でもよく言うじゃないですか。自分で結果の基準を決めるな、って」

寺本
「どういうことですか?諦めるなってことですか?」

飯村
「もう一回チャレンジして(ゴネて)みましょう」

というわけでもう一度チェックインカウンターに押しかける。

飯村
「なんとかならないですか?」

航空会社の人
「えーっと、ちょっと待ってください… (バタバタと走って確認しに行って戻ってきたあと) やっばり無理ですね…」

飯村
「いや、フライトまであと30分近くあるじゃないですか」

航空会社の人
「国際線なんで40分前に締め切りなんですよ…」

飯村
「いや、僕達足めっちゃ速いんで大丈夫っすよ!!」

航空会社の人
「・・・・残念ですが、、、」

というわけで、飯村の高いEQも、高い「基準(?)」も、 高い運動能力(?)もむなしく、業界のルールには勝つことはできず、 結局、その場でLCCのチケットを予約しました。で、せっかく(?)なので、、、 ということで追加料金を払って ビジネスクラスにアッブグレードした、というわけです。でもまあこういうようなことって、 多かれ少なかれ、日常的にあると思います。がっかりすることとか、ムカっとすること。悲しいこととか、辛いこと。

今回のケースでも、僕も何年か前なら、 もしかしたらかなり落ち込んでいたかもしれません。でもこうやって、 すぐに気持ちを切り替えて楽しめるようになったのも、 辻先生の「フロー」の考え方を学んだおかげかなと思います。

それは、ネガティブなことがあったとしても、「それはそれ!」「はい、次!」って考える。 そして常に心の状態をニュートラルにする。 って考え方です。

たとえば今回のような場合だと、「うーわ飛行機代無駄になったわ。今回またチケット取り直したらさらに●万円か。いやこれ、損害額、軽く10万超えてるやん。(今回のチケットはどうやら、日本→台湾の便に乗らないと、帰りの台湾→日本の便も無効になるというものだそう。つまり今回、往復のチケット取り直しです)10万もあったらあれも買えたしこれにも使えたし! くっそムカつく!!」みたいになることもできるわけですねww

でも、ムカついたからといって、別に何か状況が変わるわけでも得するわけでもない。イライラしながらでも、ニコニコしながらでも、スマホを開いてチケットを取り直すという行動をしなければいけないのも一緒。それにかかる時間も一緒。台湾に到着する時間も一緒。全部、ほとんど一緒。

でも、、、
心の状態をニュートラルにして、 起こった出来事や状況に「ゆらがず、とらわれず」の態度で過ごせば、その時間の「価値」は上がる。それまでの時間、楽しめるし、リラックスして仕事もできるし、そのバフォーマンスも上がる。「フロー」というのはそういう考え方です。で、これはビジネスでも全く同じ考え方ができて、一生懸命取り組んだキャンベーンがコケようが、 見込み客との面談でクロージングに失敗しようが、 書いたセールスレターがうまくいかなかろうが、、、

その「次」の仕事には、基本、関係ないわけです。 前の仕事がうまくいかなかった、ということは、 次の仕事や今の仕事に、本来、影響はないはずです。でも僕たちは、 自分で無駄に影響「してしまう」ということがたびたびあります。だからそういうときは一歩引いて、「あ、自分は今、ゆらいでるな。」「とらわれてるな」と意識すること。そうすれば、 心の状態をニュートラルに持っていくきっかけになります。

自分の潜在能力を何%発揮できるか?

ブロスボーツのトッブのクラスになってくると、 実力の差はほとんど変わらず、 結果の違いはその実力を本番でいかに発揮できるか、 で決まるそうです。それと同じように、
僕らの仕事のバフォーマンスは、 僕らの持っている潜在能力だけでなく、 それをその仕事でどれくらい「発揮できるかどうか」 のかけ算で決まります。いくらマーケティングを学んでも、 家族と大げんかした後だと、何故か仕事がはかどらないのはそのためですね(笑)

ゆらがず。 とらわれず。ブロフェッショナルとしての、 大事な習慣の一つですね。

空港ラウンジにて。
乗るはずだったかもしれない飛行機を眺めながら、、、

寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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