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1位と2位

2015.6.22 | ,
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From:小川忠洋

From:小川忠洋
大阪のオフィスより、、、

「追随者には楽であること以外、得るものは何もない。
ビジネスは二者択一。一番手かその他。」

とは世界一の投資家、ウォーレン・バフェットの言葉。最近、ウォーレン・バフェットの本にハマって何冊か立て続けに読んでるんだけど、彼は一般的なイメージの「ザ・投資家」ってのとは違う。どっちかって言うと、経営者に近いんじゃないかと感じる・・・

実際、バフェットの書くレポートは経営者が会社経営の勉強のために読んだりするって言うし・・・ぼくも今、読んでて非常にためになる。

投資を「株券」を買うというメガネで見ているのではなく、「会社」を買うようなメガネで見ている・・・

そんな彼が言っているのが上記の言葉。

実際、どんな業種でも一位の業績、利益と二位の業績、利益には大きな差がある。そして、三位とか四位とかになると、もっともっと開きがあって、もはや利益がでない。

赤字状態になる・・・なんてのがフツーのはなし。(この辺はランチェスターの法則とかを調べてみるとよく分かる)

「人のマネ」では儲からない・・・

何かのビジネスが上手くいった、儲かったという話があると、寄ってたかってマネをする会社が出てくる。なぜか?理由は簡単。真似るのは楽だから。

バフェットが言うように、上手くいったビジネスを真似るのは非常に楽。だって頭、使わなくていいんだから。

最も苦しいのは、頭を使って考えること。考え抜くことこそが難しい。だから、ほとんどの社長は、考えることから逃げる。

ぼくも含め、人間は誰でも苦痛からは逃げるようにできているので自然と逃げる。逃げて、簡単な「モノマネ企業」になってしまう・・・

頭は楽だけど、儲からないので身体はキツい・・・

一位を狙うためには、そして利益の安定した事業を作るためには、頭を使う必要がある。例えば、○○が儲かるぞ!という話が出たときに、みんなと同じような業態でやるなら、もう遅い。

○○が儲かるぞ!と言う話が出たら、、、ちょっと工夫してそのマーケットに参入しなければいけない、、、

1位を狙う3+1の方法

例えば、ターゲットを絞ってみるとか、例えば提供するサービスを絞ってみるとか、例えば、流通チャネルを変えてみるとか。

>ターゲットを変える

例えば企業に向けてやっていた研修事業を、学校や塾に向けてやっている会社がある。企業向けだと、同じような研修はごまんとある。

しかし、その学習や学校というカテゴリーに競合はいない。競合がいないうちにシェアをどんどん獲得できる。。。

売り手が想定していたのとは違う人に売ってみたら、意外に売れた。みたいな話はよくある。問題はそれを伸ばすかどうか。

>提供するサービスを絞る

その業界にある一般的なサービス、商品の中から、コアな部分だけを抜き出し、そこに集中する。

そしてそれ以外やらない。やりたいという誘惑が出るが、やらない。そうする事によって、そのコアな価値の部分では、競合を圧倒して1位を取ることができるだろう

>流通チャネルを変える

これはあらゆる業界に今現在、起きている。いろんなサービスのチャネルがネットに置き換わっている。

アマゾンは本を書店からネットに変えた。最近、身近な例では、クリーニングをネットで頼めるリネットとか言うサービスもある。これも普通はクリーニングは店舗でやるもんだけど、ネットに変えている。

クリーニングでできるなら、あらゆる業種がネットに流通チャネルが変わることができるんじゃないか。

しかし、儲かるマーケット、儲かる商売が出てきた時、競合が混沌状態で、どこも明確に「勝者」「一位」が決まっていないときは、本気で戦って真っ正面から一位を狙う価値がある。

そんなときに大切なのは、混沌とした競合の中で、いかに自社を他社と差別化するか。

顧客から見れば、たくさん業者がいるので、あなたの会社が見えない状態になっている。差別化してれば、あなたの会社が見えるようになる。

そのための最も簡単な方法は、ほかの会社がやっている事、ぜーーーんぶ、逆をやること。もちろん、本当は全部、逆をやる必要なんてない。

しかし、どこがポイントなのか探しているよりは、全部逆をやろうというくらいの気持ちでやった方がものごとが進む。

ウチも他の会社と大して変わらない時期には、他の会社のやってる事の全部逆をやった。

とにかく、どんなに小さなニッチでもいい。どんな変わった手段を使ってもいい。一位を狙わなければいけない。

一位とは「○○と言えば、あなたの会社」と見込み客が最初に思いつく会社、商品、サービス。その状態を狙わなければいけない。

ビジネスは二者択一。一番手かその他なのだ。

ーおがわ

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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