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誰がジーンズに600ドルも払うのか? マス富裕層であることの証拠

2013.11.25 | ,
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From:ダン・ケネディ

From:ダン・ケネディ

以前は、新聞の差し込み広告と言えば、主に、格安の納税申告書作成サービスや家具のセールス、Kマート、ウォルマート、Payless Shoes(ディスカウントの靴屋)、カイロプラクター診療所や自動車修理工場などの広告でした。

でも、最近の新聞で私は、ツルツルの紙にフルカラーで印刷された4ページの折り込み広告を見つけました。その広告で販売されていた土地は最低でも200,000ドル、ジャック・ニクラウス・ゴルフコースや船の停泊所まである、よその人は自由に出入りできない「湖畔のコミュニティ」を宣伝する広告でした。

ちなみに、一世帯が車を二台所有することが富裕層のシンボルだったのはついこの間のことですが、今は、「一世帯に二軒の家」です。オーランドへ向かう飛行機のファーストクラスの乗客は全員、クリーブランドとフロリダに家を持っていました。

以前、ニューヨークタイムズの記事の中で「誰がジーンズに600ドルも払うのか」という疑問を投げかけられていましたが、記事を読み終わった私は、ジーンズに600ドル払う人はたくさんいるとわかりました!

実際、Secret Circus Clothing Company(シークレット・サーカス・クロージング・カンパニー)では、後ろポケットに15個のダイヤモンドのついたジーンズを1,000,000ドルで売っていました。衣料品業界では、1本75ドル以上のジーンズを「高級デニム」と言い、この4年間、高級デニムはアパレル業界で急成長のカテゴリーになっています(私は、1本19ドルのジーンズを買います)。

「マス富裕層」は急速に拡大しています。そこで、あなたに考えてほしい質問がいくつかあります。

例えば、あなたの店を出た後でよその店に行って250ドルのジーンズを買うような人に売ろうとしているのに、あなたは、自分の商品やサービスに安すぎる値段をつけていませんか。

あなたは、他の店で提供されている商品やサービスについてあなたの顧客がどういう価格で買っているか、どういう消費行動をとっているかについて、どの程度認識し、どの程度情報をもっていますか。

彼らはどこで買い物をしていますか、休暇はどこに行っていますか、何を買って、それにいくら払っていますかと矢継ぎ早に質問したら、あなたは困るでしょうか。

あなたは、増え続けているマス富裕層にアピールするオファーをきちんと作っていますか? マス富裕層をターゲットにしていますか?

ダン・ケネディ

ダン・ケネディ

ダン・ケネディは、毎年100万人以上の中小企業、大企業のビジネスオーナーや起業家に影響を与え、世界一多くの億万長者を生みだしている。そんな彼のことを、アメリカで最も億万長者を生んだ人として、「億万長者メーカー」と呼ぶ人もいれば、「21世紀のナポレオンヒル」と呼ぶ人もいる。 「日本一のマーケッター」にも選ばれた神田昌典氏も、彼の著書を監修し、絶賛のコメントを寄せている。

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