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アンソニーの新刊本「UNSHAKEABLE-揺るがない力-」

2020.3.25 | 
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今回の話は、ビジネスというよりお金や投資の話です。
投資というと、「危険」「リスクが高い」というようなイメージを持っている人も多いです。

しかし資産10億ドルを持っているような、「ビリオネア」と呼ばれる人たちは、全く違った感覚で投資を行い、資産を築き上げています。

そこで、アンソニーの新刊本「UNSHAKEABLE-揺るがない力-」の監訳者である大森先生から、ビリオネアが持つ投資の世界観や本に書かれている内容について、お話を聞いてみました。

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世界ナンバー1コーチとの出会い

もともと私はトニー・ロビンズ(アンソニーのニックネーム)の生徒として、セミナーに参加していました。

その時は遠くから眺めているだけでしたが、彼が登壇するときに「トニー・ロビーンズ!」と紹介されるのを見て、「彼のようになれなくても、紹介パフォーマンスはやりたい」と思うようになりました。

彼は、生徒たちの夢を叶えるために、自己啓発でコーチングすることで有名なんですが、私も生徒としてコーチングされているうちに、夢が叶ったんです。

2014年に彼が日本で登壇したときに、「トニー・ロビーンズ!!」と6000人の会場で呼び出したのは私でした。
そのときのMCを気に入ってもらえて、彼やチームの人たちが私を覚えてくれました。

驚きのスピード感で本の制作が進んだ

それからは、日本における彼のセミナーや自己啓発に関するファシリテーションを、日本人では唯一私が行うことになります。

その後もずっとアンソニーとは仲良くさせてもらい、彼に本を出したいと提案したところ、すぐにトニーから「I love it!」と回答があり、すぐにチームと連携して話が進みました。

その時は、ある種チャレンジのような気持ちで提案していたのですが、僕を見るトニーの目は「お前ならやれる!」という力強さがありました。
やると決めたらすぐに判断してチームを動かす様子をみて、仕事の速さに感服したんですが、そういった経緯も本の冒頭に書いてあります。

本編の翻訳は他の方にやってもらいましたが、日本語のニュアンスでアンソニー・ロビンズの雰囲気ができるように私が監訳をさせていただきました。

アンソニーが投資家となって気付いたた事実とは

アンソニー・ロビンズと言えば、コーチングや自己啓発のようなイメージがあるかと思いますが、実は優秀な投資家でもあります。
彼は、年収が100億円くらいでグループ年商で6000億円くらいなんですが、報酬というより投資でリターンを得ています。

彼が投資家という顔を持ち合わせる以前、金融業界でも大物と言われる投資家をコーチングしているという話をよく耳にしました。

アンソニーのコーチングは1年間で1億円ほどの費用がかかるのですが、30億円もの
大金を支払い、30年間ずっとコーチングを受けているその投資家とは、伝説的なヘッジファンドマネージャである、ポール・チューダー・ジョーンズです。

アンソニーはクライアントであるポール・チューダー・ジョーンズをコーチングしていたわけですが、彼は投資家ですからどんどん資産形成をしていきます。
クライアントは資産が増えていく様子をみて、自分がそれほど資産を増やせていないことに気付き、それがアンソニーが投資をしていくことのきっかけです。

もともと研究熱心なアンソニーは、著名な投資家たちから情報を集めて、投資家として資産をどんどん築き上げていきます。
投資で資産を築き上げながら、投資の世界をさらに調べていて行き着いた結論は「ズルい」ということでした。

知らずに手数料を取られていたり、意味のない商品を買わされていたり。
お金の知識があまりにもないがために、いいように搾取されている人たちがいる。

さらには、お金に対する付き合い方や、稼ぎ方などのマインドセットもやっておかないと、投資をして万が一お金を失った時に手に負えなくなる危険も感じ取っていました。
そういった投資に関する全ての問題を解決しようと、ウォーレン・バフェットやレイ・ダリオなど、一流の投資形を集めてインタビューをしながら、コンテンツとして情報をまとめていき、セミナーをすることになります。

ビリオネアのセミナーに参加して知ったこと

このセミナーに参加すると、お金の話や経済の話など、投資に関することを1週間ずっとやるのですが、私が見た限り、参加者は大統領だった人や、プライベートジェットでセミナーに来るような富裕層ばかりでした。

こういった人たちはいわゆる「ミリオネア」と言われていますが、このセミナーの教壇に立つ先生は「ビリオネア」と言って、1000億円(10億ドル)以上の資産を作っている人のことを指します。
アンソニーは、「ビリオネアは住んでいる銀河が違う」と表現しており、小さな国の国家予算を持っているようなビリオネアの人たちが、このセミナーの先生です。

アンソニーの自己啓発のセミナーは、エンターテインメント性があって楽しいのもあるけど、このセミナーはそうじゃなくて、とにかく投資の話を聞いて勉強するだけ。
最初の年は訳がわからないまま終わりました。

次の年に参加したときは、アンソニーの発言にざわつく場面がいくつかあり、それはどうやら、「買う」とか「売る」というような話でした。
ざわつくタイミングはアンソニーが良いことを言っているんだろうと解釈して、ざわついた時のことはひたすらメモをしていました。

さらに翌年は、ざわつくことの意味がわかるようになってきたんです。
実は、ざわつきがあった時にアンソニーが話していることは、その年に必ず起こることだったんです。

中国バブルの話やビットコインの話もその時に出ていました。
業界の動き、相場の動きなど全てが当たっていて、そのすごさにひかれて毎年参加しています。
参加者は、アンソニーが話す「これから起こるであろう出来事」を聞いて、盛り上がっていたということです。

この本を読むと投資がギャンブルじゃなくなる

本のタイトルとなっている「UNSHAKABLE」とは「揺るぎのない」というような意味です。
このUNSHAKABLEという本では、景気が良かろうと悪かろうと、大不況が訪れようと、自分の経済面や精神面が揺るがない、そういう生きざまを「UNSHAKABLE」と言っています。

内容としては、経済とか投資とかの入門編のような位置づけになっていますが、すでに投資をしているという方に向けてお伝えすると、この本の考え方の場合ではそれは「投資」ではなく「投機」のように映って見えます。

つまり、本人は投資と思ってやっていても、アンソニー・ロビンズの世界観で言うとそれは「投機」だということです。
どっちに転ぶかわからない、博打のように見えているんです。

アンソニーの世界から博打のような投資は、ファイナンシャル・リテラシーが低い印象を受けます。
ですから、それとは全く違う考え方を取り入れるために、「UNSHAKABLE」を入門書として、本当にうまくいっている人たちの常識というのを身につけてもらいたいです。

揺るがないためのマインド

失敗するときは、「上がりそうだから買おう」と高値で買ってしまい、「もうこれ以上下がったらマズい」と感じて底値で売っちゃうパターンがほとんどです。

ですが、物事にはサイクルとかパターンがあります。
ビリオネアと言われる大富豪は、経済のパターンについて、ゼロから見つけ出すことができる達人なのです。
勝ち方を知っている人たちというのは、パターンを見つけ出して、パターンを利用をするのですが、そういったエッセンスがこの本で触れられています。

2年3年勝っているとか、ここ10年は勝っているとか、そういうことは「UNSHAKABLE」では信じるべきではないという見解です。
テレビなどのメディアで発信されることもそうですが、何かしらの存在が意図的に株価を動かしたいというような影響が及んでいるので、信じないように伝えています。

たくさん負けてた経験があっても、勝った経験のほうが注目されます。
ですからアンソニーは、たまたま当たったような人の意見を信じないようにと、強い調子で言っています。

ではどういう人の話を聞くべきか?ということになりますが、ビリオネアの先生たちの話を聞くべきなんです。
この本では、その先生たちが教えてくれている本質的なことについて、わかりやすく解説しています。

「UNSHAKABLE」を通じて展開したいこと

「UNSHAKABLE」ではお金に対する考え方は書かれていますが、どういうタイミングで買わなければいけないのか?ということを、博打ではなく統計から出したデータに基づいて教えています。

特にこの本は、これから投資の世界に足を踏み入れていという方におすすめしますが、この一冊で全てを得られるほど投資の世界は簡単ではありません。

ですが例えば、この本を手にした方だけを対象にして学べる機会を設けたり、アンソニーの投資戦略を作り上げるために長年パートナーとしてやってきたヘッジファンドのマネージャーたちを、呼び集めるような企画ができたらと考えています。

ここを特に読んで欲しい

これから投資を始める人は、とくに本の冒頭で私が書いている部分を読んで欲しいと思っています。
なぜなら、私が最初にこの世界を見た時の衝撃やこれまでの経緯について書かれているので、そのままその衝撃が伝わると思っているからです。

すでに投資をやってる方は、答え合わせのような感じで読んでもらいたいです。
投資をしていて、肝心な時に勝てないとか感じている人は、最後のほうの章を読んでください。
アンソニーの真骨頂である、マインドセットについて書かれています。

「内なる敵を黙らせる」ということが書いてあるのですが、自分の中にあるメンタルが、稼げないほうに意識を作用させていますので、それを解決する必要があるんです。
大きなお金が動いていても、一喜一憂せず強いメンタルで動じないようにしなければていけないので、それをするためのことが書いてあります。

日々の取り組み方もステップごとに書いてあって、ビリオネアの考え方や精神状態に近づいていけるような方法が書いてあります。
考え方や精神状態が近づいていけば行動が変わってきます。
行動が変われば、結果が変わってきます。

一回で全てがわかるということではなく、何回も読んで感覚を身に着けていくと良いのではないでしょうか。

「UNSHAKABLE」の出版予定については、現時点ではまだ詳細が決まっていませんので、決まり次第ご連絡を差し上げることになるかと思います。

まとめ

世界ナンバー1コーチと言われるアンソニー・ロビンズのクライアントには、元大統領や大富豪と呼ばれる人たちがおり、中には金融業界の大物投資家も名を連ねています。
彼の年収は100億円、グループ年商は6000億円とも言われていますが、実は収入の多くが投資によるリターンです。
投資家として資産を築き上げられた裏側には、1000億円以上の資産を手にしたビリオネアたちの、金融業界に対する優れた感覚が影響しています。
ビリオネアたちの感覚だと、小さな値動きやメディアによる情報に揺れ動いて投資をしている人は、投資とかけ離れたいわゆる「投機」というやり方になっているのです。
そうではなく、揺るがないマインドで勝ち方のパターンを見るようにするべきです。
ビリオネアは経済のパターンを見つけ出すプロフェッショナルですから、「UNSHAKABLE」を通じて彼らの考え方や精神状態を身に着けてみてください。

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