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良い文章を書くためにやってはいけない間違い

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From:マイケル・マスターソン

文章を書く際に多くの人がやりがちな間違いに気をつけることで、すぐにでも良い文章が書けるようになります。その間違いとは、ひとつの文章に多くの内容を詰め込もうとすることです。

大げさな表現、知的さをひけらかすアイディア、気取った言い回しが使われていると、「これで驚かないのなら、これならどうだ!」と言っているように読者は感じてしまうでしょう。

私が文章を書くときによくやってしまう失敗はこうです。文章を書き始めるときには、アイディアはひとつだけ、もしくは明確なイメージがあるので、書き出しはとてもスムーズに進みます。しかし、書き続けるにつれ、事は複雑になってきます。書いているうちに、どうでも良い考えが次々と湧いてきて、もともと書きたかったことの形がなくなってしまうことがあります。そして、気づいた頃には言葉の沼にはまり、抜け出せなくなってしまうのです。

あなたにも同様の経験がありませんか?下記の方法をぜひ試してください。

1、アイディアがしっかり固まるまで文章を書き始めない。あらゆる角度からアイディアを検証する

2、文章を書くときには、ひとつのアイディアにこだわる

3、どんなに面白いことでも、関係のない考えや情報は盛り込まない

4、言いたいことはひとつだけ、と心にとめておく

説得力のある文章は、たったひとつのアイデアを伝えている

これらのアドバイスをまとめてもっとシンプルに言いましょう。ひとつのアイディアに力を注げば、もっと説得力のある文章が書けるということです。

短い業務連絡、1時間のスピーチ原稿、長文のエッセイ、もしくは本を書く場合でも、ひとつの強力なアイディアに基づいて書けば最良の文章になります。アイディアをできる限り明確にシンプルに述べた上で、詳細を書いていくと良いでしょう。具体例を挙げることで説得力が増します。ひとつのアイディアを示し、詳細でアイディアに現実味を持たせることが、書き手としての仕事です。

ひとつのことを書いた方が良いということは、ベストセラーの本を見渡してもわかります。「あなたのパラシュートは何色?」「チーズはどこへ消えた?」「愛と心理療法」などの本は、アイディアが少ない方が読者によく伝わることを示しています。

Early To Riseのサイトでも、アイディアをひとつに絞った記事は内容が多岐にわたる記事よりも読者の評価が高い傾向があります。最近、文章の善し悪しをよく知る編集者が50冊の本を再出版のために選んだのですが、50冊中48冊がひとつのアイディアを伝えるものでした。

ビジネスの業務連絡などでも同様のことが言えます。ビジネス成長のための5つのアイディアを伝えたい場合、アイディアをひとつにまとめるより5つに分けて提案した方が良い反応が得られるはずです。

小説や映画の脚本、詩といったクリエイティブな文章に関しても同じことが言えるのでしょうか?これについては様々な議論があるはずです。しかし、今回はクリエイティブな文章ではなく、ビジネスで使う文章について取り上げています。業務連絡や手紙、個人的なメモ、セールスコピー等については、一度にひとつのアイディアで十分ということです。

良い反応を得る文章を書く4つのポイント

今度、文章を書くときには以下のことを気に留めてみてください。

1、核心となるアイディアはなにか?

2、読むに値する良いアイディアか?

3、一番シンプルに伝えるための方法は?

4、アイディアを説明、証明するために、どのような詳細を入れるか?

実際にこの通りに書いてみれば、文章が見違えて良くなるはずです。

マイケル・マスターソン

年商100億円以上の会社を2社、50億円以上の会社を2社、10億円以上の会社を10社以上保有、ダイレクト・レスポンス・マーケティングの世界で屈指の実績を誇るスーパー起業家。その事業構築の手腕は多くの起業家、マーケッターから高く評価され、推薦分などを書くことがないジェイ・エブラハムが著書に序文を寄稿するほど。AWAIのファウンダーの一人であり、450,000人の会員を誇るメールマガジン「Early to Rise」のファウンダーでもある。

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