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いい人材を獲得する求人文章の書き方

2015.11.14 | ,
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From:ハワードジョイマン

From:ハワード・ジョイマン

おはようございます、
ハワードジョイマンです。

最近、クライアントから相談を受ける中で求人しても集まらないという相談をされる方が多いです。

例えば、

  • 時給が高くないと来てくれない
  • うちみたいなお店だと来てくれない
  • スタッフが思うように働いてくれない
  • スタッフは増えたけど、気苦労ばかり増えた!

このような悩みを抱える方が多いです。

人間社会ですので、結局、人間関係で悩む方も多いようです。私なんか、人を教育できないので社内での教育をやめました。見ているとイライラしてしまうし、だからと言って、その場で叱ることができない。後で一人でプンプンしているから始末に悪い。

だから、一時は人を入れてたんですが、今では、外注パートナーを多数利用して各業務ごとに任せている状態です。私自身が直接その人たちの仕事ぶりを見ることが無いから精神衛生上も安心です。

一人経営っていうのも「選択肢」としては、考えても良いと思います。とはいうものの、仕事上、どうしても人を雇わないといけない方にとって、採用と教育は永遠の課題ですよね。

そこで、今日は採用と教育についてお話しします。

実は、採用と教育の関係って、新規客獲得と再来店の関係と同じなんですよ。

例えば、

(1)カレー 600円
(2)調理補助 時給850円

売れない商品値札と採用できない求人広告って似てますよね。

どんなカレーか分からないように、どんなにこだわっていても、その商品の魅力は伝わらない。同じように、どんな思いでお店を運営していて、その職場で働くことで、その人はどういう風に活躍できるか?成長できるか?

これでは全く分からない。

結局、与えられた情報というのは「価格」だけだから、人は価格でしか判断できない。商品購入の場合は、より安い値段にひかれるし、求人選択の場合は、より高い給与にひかれる。

ただ、それだけのことなんです。そして、価格に反応するお客さんが、例えば、過度な割引で集客したお客さんが定価では再来店しないように、価格だけで採用が決まったスタッフは、教育によって能力を伸ばしてほしいと思っても無理です。

なぜなら、元々その人は給与が決め手だったわけで、能力を伸ばしたいなんて、さらさら思ってないからです。そう。最初の集客の時点で、集める人が間違っている訳です。

店舗にお客さんを集めるのも、お店で働く人材を集めるのも、全ては自分たちが発するメッセージで自ずと結果が分かれます。

「うちには、いい人材が入ってきてくれない」

のではありません。自分たちが発しているメッセージをよく読み返してください。自分でそういった人たちを集めていませんか?

だから、もし、能力を伸ばしてほしいと思うなら集める段階から、そういう人間に来てもらわないといけないのです。

良い人材を獲得する求人文章には、実は、時給が書かれることって少ないです。
それ以上に何を書くか?

働く人に甘いことはあまり書きません。「あなたの都合に合わせて、働き方を選べます」なんて、後でお店側の人間が困ることなんか書きません。

それよりも、働いてほしい人の人物像を明確にして、働いてほしい人に呼びかけます。

例えば、
(1)お店側が望むこと、望まない事
(2)働く側にとって、職場がどういう場であるか?
(3)どう成長し、活躍できるか?
(4)このお店の仕事が、あなたにとってどのような喜びのもとになるのか?

そういったことが書かれます。だからこそ、意欲的で意識の高い人材が集まります。

このような求人文章に変えると、

「今までとはまるで違う良い人が来てくれた!しかも、複数人が面接希望で来てくれるから、選べるなんて今までなかった」

あなたはどのような求人広告文章を書いていますか?

今日、私が話したように、あなたは自分の手で、来てほしくはない人を集めているかもしれません。今一度、求人文章を見直してみてください。あなたならいい人材を採用できます。

応援しています!

ハワードジョイマン

ハワードジョイマン

テレビ東京の「ガイアの夜明け」をはじめ各種マスコミに取材を受ける、店舗利益最大化コンサルタント。中小企業診断士であり、絵本作家(構想・シナリオ担当)、元お笑い芸人としての経歴をもつ。会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を主催し、独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」で数々の店舗の業績アップをサポートしている。有限会社繁盛店研究所 代表取締役、株式会社繁盛店研究出版 代表取締役。

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