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あなた、残り何時間?

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From:小川忠洋

From:小川忠洋

大阪のスタバより、、、

2ヶ月くらい前の夜、愛娘のくるみちゃんを抱きながら、ガイアの夜明けを見ていた時の話。面白いモノが紹介されていた・・・

テーマは子育てで、保育園が不足してるとか、、そんな話だった。保育園の不足が出生率の低下につながってるとか、、、そんな話。なんとなくその番組を見ていたら、その中で一つ、めちゃめちゃイケてるソフトが紹介されていた。

『ミーティングタイマー』

と言うソフトである。NTTかどこかのミーティングで使われている光景が出ていた。このソフトを使うと、出席者の人件費から、このミーティングに今、いくらかかっているかを自動的に計算すると言う・・・

 ってか、それ良くね!?

と思って、早速、自慢のiPadを取り出し、グーグルで検索してみた。すると、驚いた事が!!なんと、グーグルの検索結果にツイッターのつぶやきが出ているではないか?

『このミーティングタイマーがウチの会社に導入されたら大変な事になるだろうな』

などと言うつぶやきが、リアルタイムで表示されている。しかも、それがグーグルの検索結果の画面に表示されている。おお!スゴい時代になったもんだ。と感心しながらもう一度、検索してみたら、二度と表示される事がなかった・・・一体あれは何だったんだろう?と今も疑問が残る。

ミーティング。良いor悪い

ミーティングの話に戻ろう。会社が大きくなって人が増えて来るとミーティングが増える。3~4人でやっている起業したての頃は、ミーティングなんかしなくても、誰が何をしなければいけないか?今は何が課題なのか?今週は何をするべきか?など、誰もが認識している。(この時代はとてもいい時代だ。懐かしい・・・)

しかし、人数が増えて来ると、情報が伝わらなくなってミーティングを開催する必要が出て来る。このミーティングがくせ者だ。何故なら、ミーティングってのは、何にも成果を上げていない、何も生産していない、何の結果も出さないのに、、、何故だか参加者はみな、

仕事している…

と思ってしまう。くだらない。こんなものは必要悪だ。だからミーティングばかりしてる会社は停滞するし、そのうちダメになるだろう。(だって何も成果を生み出してない時間が長いって事だから)

社長として、このミーティング君は、徹底的に懲らしめなければいけない、ダースベイダー的な存在である。(ダースベイダーは最後は改心するが、ミーティング君は最後まで改心しない)

ビジネスにおいて最も重要な資産は何か?

顧客リスト?もちろん、それもそうだ。しかし、もうちょっと文脈を意識して答えてみよう・・・そう。あなたの時間だ。社員の時間もそうだ。

時間と言うのは最も重要な資産であるにも関わらず、最も軽々しく扱われるものだ。残念ながら、、、。人は時間は無限にあって、お金は有限である。と考えているが、実際はその逆なんだ。お金は無限にある。時間は有限だ。

我々が持っている時間は誰もが平等に、
一生で65万7000時間。

あなたが40代ならその半分はもう使ってしまって約30万時間しか残っていない。1/3は寝てるから、1/3はご飯を食べたり、お風呂に入ったり、様々な事をしている。だから、実質は10万時間くらい。

10万時間しかない。

1年は8760時間だって知ってた?1年間の働いている時間って約2000時間だって知ってた?意外に少ないでしょ?そう考えると、ムダにできる時間なんてほとんどない。

もっと言えば、1日に集中できる時間なんて4時間くらいが限度。となると、4時間の週5日で52週だったら?1000時間くらいか?

数字にすると、実感わくでしょ?

今年はもう9月に入っているから、残りは300時間を切っている。もし、あなたの生産的な時間が、残り300時間しかないとしたら、、、本当にそのミーティングなんかするだろうか?

あるいは、本当に今の仕事をするだろうか?その仕事よりも、もっと重要な仕事があるんじゃないだろうか?考えてみる価値はないだろうか?

即実行はいいこと?

起業家はアイディアマンが多いので、アイディアを思いついたら即実行してしまう。この事自体はとてもいい事なんだけど、良くないのは、それを完了する前に、また新しいアイディアが出て来る事。そして、それもスグにやってしまう事。

そうこうしているうちに、たくさんの事を同時にやっているマルチタスキング状態になる。結果、成果はあがらなくなる。僕自身も何度も、何度も、経験している状態だ。マルチタスキング状態になるとろくな事は起きない。売上は上がらなくなり、利益は下がる。モチベーションも下がり、社員のスキルも上がらない。

そんな時は思い切って、
何かを止めるのが最良の薬だ。

その時考えてみよう。もし、残り300時間しかなかったら、今の仕事をやるだろうか?それは、あなた自身がやる必要のある仕事だろうか?他の人にできないのか?

他人にできるとすれば、答えはもちろん、あなたがやる必要はない。あなたの時間はあなたの会社で最も重要で、高価な時間なのだから。。。

PS:ところで、この本はもう読んだ?ミーティング君の他にも、あなたの時間を奪いにくる敵はたくさんいるから注意が必要。

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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