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2016年の目標はこれでどう?

2016.1.4 | ,
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From:小川忠洋

あけましておめでとうございます♪

2016年が、はじまりました。

ってか、毎年、年初になると、1年はじまったねぇ〜的な話をするんだけど、気がついたら、すぐに2、3ヶ月たっちゃうんだよね。1年の頭にはだいたいの人がその1年の目標ってのを立てるわけだけど、大抵の人がその目標を達成できないまま、毎年毎年、同じことを繰り返すわけだよね、、、

じゃあ、目標を立てる必要がないかってぇーとそんな事はないわけでね。かく言う僕自身も、「今年はこれやるぞ!」的な目標ってあんまり立てたことがない。っていうか実を言うと、ダイレクト出版を創業して以来、会社の売上目標ってのはまともに立てたことがない。なんでかって言うと、目標たてるのが難しかったからね。

特に会社が始まったばかり、まぁ会社じゃなくても、事業をスタートしたばかりのフェーズ、いわゆるスタートアップ立ち上げのフェーズでは、目標なんてなかなか立てられないのよ。ぶっちゃけ、てきとーに、「初年度は2億くらいいきたいよね」とたてるしかない(笑)

売上目標に意味はあるか?

果たしてそんなてきとーに立てた目標に意味があるかどうかは疑問だし。それをモチベーションにするってのは、まぁ難しい話じゃないかな。事業が立ち上げのフェーズが終わって、ある程度の時期になれば、ある程度の売上は予測できるようになる。マーケティングの仕組みとかを作れば、その予測の精度はさらにあがる。だから、うちの場合は最近はだいたいの売上は予測できる。去年も2015はこれくらいになるだろうと予測した通りになったし、今年の予測もまぁそんなに外れはしないだろう。±10%のレンジには収まるはず。

でも売上目標立ててない

それでも売上目標を立てていないのはなぜか?理由は簡単。売上を目標にしすぎると、そもそも事業の基礎を作ることを犠牲にして、売上目標の達成にはしることがあるから。

短期と長期は矛盾する
売上目標は短期に集中することになる

大抵のケースで、ビジネスを作るための施策で「短期的なもの」と「長期的なもの」は矛盾する。そして、売上目標を達成するためには、短期的な施策をすることがとても重要になる。そうすると、どうなるかというと、長期的な施策は犠牲になる。結果的には、常に短期的な施策をし続けて、売上を上げ続けなければいけないという会社になってしまう。これは、ようするには、長期的な施策をずっとやらなかった、、、というのが大きい。

売上は、予測があれば十分。それ自体を目標にする必要は必ずしもない。確かに売上目標はとても分かりやすく明確なので、とても便利ではある。けれども、その代償もある。その代償として、本来であれば、やるべきことをやらない、やるべきでないことをやる。そういったことが起きる。じゃあ、どんな目標を立てればいいのか。そして、どんな目標だったら、数ヶ月で忘れてしまうことなく、実行できるか。とても役に立って、実践的なのは、

「デイリーの行動目標を立てること」

つまり、毎日どんなことをするかの目標を立てる。1年の目標が達成できない、最大の理由は単純。「忘れちゃうから」。紙に書いててもその紙なくしてるし、数ヶ月もすれば、「あー、何だったけなぁ」なんて事になってること間違いなし(笑)

そんな事になってしまうのは、ぼくらがダメな奴だからってわけじゃない。だらしないってわけじゃない。(うん。嫁にはよくそう言われるけど、絶対違う。)そうじゃなくて、忘れてしまう理由は、目標の達成結果が1年後にならないと、わからないからだ。

もし、目標の達成結果が、毎日わかるのであれば、それに取り組むのは非常に簡単。毎日、毎日、今日は目標達成できたのか?それともできなかったのか?どれくらいの割合だったのか?80%だったのか95%だったのか?それとも130%で達成できたのか。毎日わかる。毎日わかると、ちょっとしたゲーム感覚もあるし、脳も気持ちよくなる。

コントロールできるものに集中しよう。

結果でなく、行動目標がいいのは、すべてが自分のコントロール下にあるから。ヘッドラインを10個書くのは、完全に自分でコントロールできることだけど、その書いたヘッドラインの反応率が3%を超える、とかいうのは、コントロールできない。相手が、市場が決めることだからだ。

なので、完全にコントロールできる行動目標を毎日たてるほうが、自分の行動をより良い方向にむけることができる。そして、最後には、結果が出るかでないかは、ある程度の確率論が入る。さっきの話で、ヘッドライン10個の中から3%超えが出るかどうかは、ある意味、確率論。最初の1個ででる確率もあるし、1個もでない確率もある。

でも、その確率を高めるために、毎日、ヘッドラインを書いていたら、30日で300個のヘッドラインができる。10個のヘッドラインから3%超えが出る確率よりも、300個の中から3%超えが出る確率のほうがはるかに高い。

結果は確率がからむ
でも確率を上げることはできる

そんなこんなで、売上のような結果は、ある種の確率論が絶対にからむ。だから、その確率を上げるための行動目標のほうがベターだし、確率がかなり上がるわけだから、最終的には、実際に売上アップという結果が出ることになる。

ポイントは、どんな行動目標が、結果につながるか?ということ。これは、業種によって違うだろう。それを見つけるのは社長の仕事でもある。ちなみにキャリアを考えるのであれば、どんな行動目標がベターか。ぼくの場合は、ライターとしての腕を磨くために、「文字数」を目標としている。

優れたライターとは、死ぬほどたくさん書いたライターに違いない。だから、文字数をカウントすることによって、自分の成長プロセスを測ることができる。これ、会社のライターにも勧めているけど、やる人は少ない。でも、でも、でも、でも色んな反論はあるだろうけど、やればわかる。1年の目標で、壮大な目標を立てるよりも、はるかに、いや絶大に効果的だ。

これを読んだ人も、おそらく、実際にやってみる人と、ふーん、おもしろい話だね。で終わりにする人に分かれると思う。

やった人だけがわかる。これは人生変わる。もちろん、1、2週間じゃ変わらない。でも、3年5年経ったら、どれだけパワフルだったかが、よくわかると思う。

1年の最初に、まずやってみてはどう?

ーおがわ

PS:
今年も、新しい話がたくさんあるので、楽しみに♪

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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