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コンピューターが嫌いな本当の理由

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From:ダン・ケネディ

私や他の起業家が成功している、とても大きな要因をお伝えします…

それは、コントロールを保つことです!

大きな成功を収めている人たちは、コントロールを保ちつつ新しいテクノロジーをバランスよく取り入れているということがわかっています。

現在、多くのビジネスや多くの人たちがトラップにかかっています……テクノロジーにコントロールされているのです。そのため、例えば私のような人間はコンピューター嫌いだと思われています。

しかし、私がコンピューターを好きではない本当の理由は…

コンピューターを怖がらせることができないからです。

これは、今、私のスタッフがこの部屋の外にいるので言えることです。ほとんどのスタッフ、例えそれが家族としても、彼らを完全に怖がらせるのに5、6分もかかりません。

しかし、コンピューターという機械は同じようにしても、ただそこにあって画面が表示されるだけです。それ以上に、テクノロジーが人間をコントロールすることについて、極めて注意深く、極めて敏感になっています。本当に、人間がテクノロジーをコントロールしているのでしょうか?

コンピューターを手に入れた人は、手に入れる前に予想していた以上に使ってしまう、ということに私は気付きました。それも、予想以上に使えるからという理由だけで使ってしまいます。

ゼロックス社(訳注:コピー機等の販売およびサービスを提供する会社)の担当者は定期的に私のオフィスに来て、次のように言います。「このシステムを最大限に利用していないことはお分かりですよね。」

私はこう答えます。「はい、分かっています。私たちはそこまで利用する必要はありません。それに今最大限に利用し始めたら、あなたの身に起こっているようにコントロールを失うでしょう。あなたはコントロールを失っているから、私が電話したときに望んだサービスを提供することができないのだと思います。どのスタッフもシステムに取り込まれていて、私が誰なのかも分からないのでしょう。」

しかし、成功者たちは、テクノロジーを使わなければならないという事実に向き合っています。

FedEx(フェデックス)の例を挙げましょう…非常に複雑なテクノロジーがなければ、この会社のシステムは存在し得ません。

FedExが大きな成功を収めている理由として、荷物を追跡できるということが挙げられます。どの地点に荷物があるかすぐにわかるのです。1日に何百万個もの荷物を扱っているのに、特定した1つの荷物がどこにあるかすぐにわかる…これがテクノロジーであり、テクノロジーが適切にコントロールされているということです。ですから、私たちもテクノロジーをうまくコントロールしなければなりません。

私があまりコンピューターを使えないと言っていることはご存じでしょうし、実際にその通りです。まったくコンピューターを使わなかったこともありましたが、その時代は過ぎ去りました。時代の変化に遅れを取らないよう、コンピューターを利用する必要があります。

ただ、コンピューターにコントロールされるのではなく、コンピューターをコントロールしましょう。成功している人たちや会社は、コントロールできていますよ。

ダン・ケネディ

ダン・ケネディは、毎年100万人以上の中小企業、大企業のビジネスオーナーや起業家に影響を与え、世界一多くの億万長者を生みだしている。そんな彼のことを、アメリカで最も億万長者を生んだ人として、「億万長者メーカー」と呼ぶ人もいれば、「21世紀のナポレオンヒル」と呼ぶ人もいる。 「日本一のマーケッター」にも選ばれた神田昌典氏も、彼の著書を監修し、絶賛のコメントを寄せている。

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