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売上や利益を最大にするためのチェックリスト

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From:ダン・ケネディ

From:ダン・ケネディ


今回は、私が「実践的クリエイティビティ・チェックリスト」と呼んでいるチェックリストについて話そうと思います。
「実践的クリエイティビティ・チェックリスト」は、別名『あなたの売上や利益を最大にするためのチェックリスト』とも言います。
世界にある殆どの革新は、実際には、今あるものや古いものをもう1度アレンジして、違った新しいものにしたものなのです。
例えば、ウォルト・ディズニーについて考えてみましょう。ディズニーは、よく“テーマ・パークの発明者”と呼ばれています。しかし、実際には、彼は遊園地を違ったものにしただけなのです。

つまり、何か本当に新しいものは、数少ないものなのです。

それでは、「実践的クリエイティビティ・チェックリスト」についてお教えしましょう。

No.1 商品、サービス、もしくはビジネスにプラス(付加)することができるだろうか?

しばらく前のことでした。ある会社が新しい商品を発表しました。
それは、ピーナッツバターに、ゼリーを混ぜて同じビンに入れたものでした。
まあ、あなたがそれをどう思うかは別として、彼らはピーナッツバターにゼリーをプラスしたのです。もしくは、ゼリーにピーナッツバターをプラスしたのです。

何というか・・・。その商品は、うまくいきませんでした。
ただ、これは、アイデアの例としては良いものでしょう。

No.2 商品、サービス、もしくはビジネスをマイナスすることができるだろうか?

コンバーチブル(オープンカー)は、屋根なし車。

No.3 サイズを変えられないだろうか?

かつて、印刷会社は大きく、一般の人や中小企業、起業家にとって、近づきがたい存在でした。
しかし今では、フェデックスキンコーズなどのプリントショップが、オフィス街で安く借りられる場所にできました。

No.4 使用法を変えられないだろうか?

鉄道にある線路の枕木は、風景をさらに美しく飾っている。

No.5 色を変えられないだろうか?

数年前と現在を比べ、コンピューター業界で流行した商品の色は、それぞれ何色?

No.6 マーケットを変えられないだろうか?

この完璧な例が、またコンピューター業界にあります。
この業界は、元々、コンピューターをコピー機のようなビジネス用品として見ていました。
しかしある時、PC、つまり、パーソナル・コンピューターが生まれたのです。

No.7 価格を変えられないだろうか?

分割払いでの購入は、価格変化における革新でした。
古典的な、2つ買えば1つ無料という方法は、価格変化のマーケティング戦略でした。

No.8 昔のものを復活させられないだろうか?

思い出して欲しい。コンバーチブル(オープンカー)は、アメリカの自動車製造会社クライスラー社の元会長で、フォード社の元社長でもあったリー・アイアコッカが復活させるまで、業界では興味の失せた問題だったことを。
自動車は、元々、屋根がなかったのです。その後、雨などから守るために屋根ができたのです。
そして、コンバーチブルというコンセプトは、忘れ去られていたのです。彼が、再び蘇らせるまでは。

これらのチェックリストを使って、自分の商品、サービス、ビジネスについて、たくさんの視点から革新を生み出して欲しいと思います。
最大限に売上を伸ばし、利益を上げるために、自分のビジネスに適用してみてください。

ダン・ケネディ

ダン・ケネディ

ダン・ケネディは、毎年100万人以上の中小企業、大企業のビジネスオーナーや起業家に影響を与え、世界一多くの億万長者を生みだしている。そんな彼のことを、アメリカで最も億万長者を生んだ人として、「億万長者メーカー」と呼ぶ人もいれば、「21世紀のナポレオンヒル」と呼ぶ人もいる。 「日本一のマーケッター」にも選ばれた神田昌典氏も、彼の著書を監修し、絶賛のコメントを寄せている。

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