「商品を売っていくうえで、セールスライティングが重要なことは頭ではわかっていますが、実際に書こうとするとなかなか書けません。どうしたら書けるようになりますか?」
コピーライティングができなければ、商品のリリースできませんので、売上に繋がりません。
セールスレターは、どうすれば書けるようになるのか。
どうすればもっと早く、ライティングができるようになるのか。
せっかく商品があるのに、それを売るためのライティングができていない人が多いようです。
そこで今回は、コピーライティングでセミナー集客をしたり売上を上げてきた、ザ・レスポンスのブランドマネージャーである西埜さんに、コピーライティングのポイントを伺いました。
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多くの人たちが、何かしら売りたい商品があるのに売れないと困っています。
そういった人たちに共通するのが、ほとんど売り込みをしていないということ。
売り込みをしている場合でも、メールで商品を紹介する程度という人が多いです。
しかし、メールで商品を紹介しただけでは魅力が伝わらないため、それでは売上に繋がらないのです。
そこで、セールスレターやDMなどのライティングをして、それを武器に魅力をしっかりと伝えていこうと考えるわけです。
武器となるセールスレターやDMをたくさん作れる人ほど、当然売上は上がっていくことになるわけですが、コピーライティングにばかり時間を使うわけにはいきません。
例えば1つのセールスレターを書き上げるのに1か月かけるのか、1週間くらいで書き上げるのかといえば、当然コンパクトに書き上げたほうがいいわけです。
特に会社の経営者の方などは、他の商品を作ったりといった他の仕事もありますから、1か月まるまるライティングに時間をかけるべきではありません。
これからコピーライティングの時間を短くする、3つの秘訣についてお伝えしますので、参考にしてみてください。
1つ目の秘訣は、型を持つということ。
真っ白な紙に向かって「さあ書こう」と思っても、普通はなかなか書けないです。
しかし「型・構造」「参考となる元の素材」の2つを持っておくと、いきなり書きやすくなります。
例えば、セールスレターの型が決まっていて、どこにどんなことを書けばいいのか、あらかじめわかっていれば書きやすいはずです。
このエリアにはお客様の声を、こっちのエリアには買ってもらうためのクロージングを書いてなど、書くべきことが明確化されているからです。
なので、スワイプファイルなどで、セールスレターのページや広告のアイディアなどを、ストックしておくと便利です。
スワイプファイルにアイディアがストックされていれば、どこにどんなこと書くべきかすぐにわかりますし、ヘッドラインの表現にはどんなものがあるのか、ヒントがそこにあるわけです。
なかなかライティングができないという人は、ファーストステップでこの環境や考え方がないことが多いです。
優秀なコピーライターや、スピーディーに書ける人は、こうしたステップをずっと経験してきていて、型や構造が頭に入っています。
ですが、これから書いていくという人は、型や構造、参考となる元になるものを手に入れるところから始めましょう。
POINT:スワイプファイルってなに?
スワイプファイルとは、わかりやすく表現をするなら「パクったファイル」ということになります。
実績のあるセールスレターや、成果の高いDMなど、様々な媒体の資料をスワイプファイルとして残しておくと、新しくライティングをするときや、デザイン制作するときに役立ちます。
Evernoteというメモリアプリが、スワイプファイルの管理をするアプリとしてメジャーです。
世界ナンバーワンのセールスライターと言われる、クレイトン・メイクピースが、ライティングの際には「区画わけをするべきだ」と言っています。
日本語としてわかりやすく言うと、「書く手順を決める」といった感じです。
ライティングは、何を書こうか企画し、実際にライティングをして、最後の編集をすること、この全てがライティングです。
例えば家を建てる時でも、土台作りがあって、基礎工事があって、柱を立てて…といった工程があって家が完成します。
しかし、ほとんどの人たちがセールスレターやDMを作るときに、1工程で作ろうとしてしまいます。
クレイトン・メイクピースは、自分の中に自分なりの工程を持っておくべきだと言っています。
セールスレターを例に出すと、必ずしもページの最上部から作っていくことが、工程として正しいわけではなくて、自分が書きやすいところから書いて完成させても、問題がないということです。
持っている型を参考に、自分ならどこ書きやすいのかを考え、まずは書き始めます。
その後、そこに関わる別のブロックを書いていけばいいわけです。
それが、特典や価格を伝えるオファーなのか、商品内容を伝えるところなのか、ベネフィットを伝えるところなのか、自分の書きやすいところから勢いをつけていくことが大切です。
型や構図が決まっていて、自分が得意な手順で書けるようになったとしても、ある時突然手が止まってしまうときがあります。
なぜこういうことが起こるのかと言うと、結論から言ってしまえばネタ切れになっているからなんです。
つまり、書けるものがない状態。
これはインプット不足で起こっていることですので、インプットを続けることで解決します。
クレイトン・メイクピースも、本を読む時間を確保するよう言っています。
例えば寝る前の30分とかでもいいですし、インプットという意味では日頃から情報を集められるようにすればいいだけです。
お客さんに接触することでも、アンケートを取ることでも、新しい情報を集めて、それがまた何かのネタになっていきます。
ライターとして仕事をするのであれば、情報を集め続けることは大切なことです。
コピーライティングで商品の魅力を伝えることは、売上を上げるためにはとても有効的なことです。
しかし、経営者などはライティングだけに時間を取られてはいけないので、早く書く必要があります。
型や構造など、参考になる元の素材を集め、それを元に自分が書きやすい手順で書きはじめてください。
ネタ切れにならないよう、本を読む時間を確保したり、普段から新しい情報を仕入れられるような環境を作るべきです。
そうすれば、コピーライティングの時間は短くなるはずです。
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