トップ > ブログ >  > 怠け者のためのセールスコピー上達法

怠け者のためのセールスコピー上達法

2016.4.30 | ,
  •  

From:昌子幹

怠け者のためのセールスコピー上達法

From:昌子 幹

「こんなしんどいこと、ずっと続けられるか!」

これは、今から1年前、僕がジムに通い始めた時の心の叫びです。あまりのハードさに僕は1日目にして根をあげていました。しかし、あれから1年、、、自分でも驚くことに、僕は今でも毎週ジムに通い続けています。

セールスライターというのは頭は使えど体は一切使わないという因果な職業です。僕の場合は「中年」というパワフルな要素とも相まって、ここ数年、放っておけば自動的に体重計の針が過去最高を更新し続ける、といううれしくない悲鳴をあげていました。しかし、、、

過去にも何度か「今度こそ痩せるぞ!」とジムの会員になったことがあったのですが、3ヶ月と続かずに挫折したのは一度や二度ではありません。そんな僕としては今回、1年も続いていることに「我ながらよくやった」と自分で自分を褒めてやりたいほどです。

ちなみに、ジムに行くたびに自分を褒めてやりたくなるので、終わった後に必ずビールを自分にご馳走しています。結果として、1年ジムに通っていながら体重的にはさほど大きな変化がないことは言うまでもありません。しかし、、、重要なのはそこではありません!(汗)

重要なのは、なぜ、そんな自分に大甘な3ヶ月坊主の人間が1年間もジムに通うことができたのか?ということです。そして、実はそれにはちょっとしたコツがあります。そのコツとは、、、

いきなり高い壁を乗り越えようとしない

ということです。

1年前、僕がジム通いに再チャレンジした時、あまりのハードさに初日にして”挫折の予感”が頭をよぎりました。そこで、過去の教訓もあって僕は最初の目標を大幅に引き下げることにしました。「2週間に一度、30分だけやる」という、およそ目標とは言えないようなものでした。。

ですが、その程度だと心理的にも肉体的にもハードルがかなり低くなるので、「あー、明日はまたあのしんどいメニューをこなさないといけないのか…」と前日の夜からサザエさんシンドロームに陥ることはなくなりました。無理をすることなく消化できますし、「せっかくだからもう30分やろうか」とか「この程度なら週一でも楽勝やな」といった感じで結果として運動する時間も頻度も増えていったのです。

その結果、今では週一で、時間も2時間ほどかけるようになっているのですが、実はこれ、セールスライティングのスキルを上達させるのにも使える方法です。例えば、、、

セールスライティングのスキルを身につけるための最も効果的な練習法は何か?

そう聞かれた歴代のトップセールスライターが必ずと言っていいほどおすすめする方法があります。それは、過去の大ヒットしたセールスレター、つまりスワイプファイルを手で書き写す、というものです。業界用語(?)で「写経」ともいいますね。

きっとあなたも写経については知っているでしょう。そして、それがいかに重要で効果的かということを耳にタコができるほど聞かされてきたかもしれません。なぜそんなにくどくど言われるのかというと、写経は実際とても効果的だからにほかなりません。というのも、、、

写経のメリット

言葉では説明しづらいのですが、優れたセールスレターというのはその構成や表現方法に、独特のテンポというかリズムがあります。で、写経をするとそのリズムが体に叩き込まれるんですね。その結果、実際に自分のセールスレターを書く時には、そのリズムに乗って楽に書くことができるというわけです。最初は頭で考えながら車の運転をしていたのが、やがて考えなくても体が勝手に動いてしまうような感じです。

また、一度写経したスワイプファイルは必ず頭の中に入っているので、レターを書く時も「あ、あのスワイプファイルが使えそうやな」とひらめきます。なので、どんなアイデアにしようか?とか、何を書こうか?といったことで頭を悩ませることもありませんし、もちろん書くスピードも大幅にアップします。

さらには、オープニングはあのスワイプファイルから、価格のプレゼンはあのスワイプファイルから、といったように部分的に使うことによって、売る商品によってバリエーションを変えたり、様々な応用が効いたりします。

というわけで、写経はトップライター達のライティング・スキルを自分のものにするにはとても優れた方法なのですが、実際に写経をやっている人は驚くほど少ないのが現実です。あるいは、一回やってみたことがあっても、それを習慣として続けている人はごくわずかです。なぜか?

なぜ、ほとんどの人は写経をしないのか?

それは、面倒だからです。。

実際にやってみると分かるのですが、ひとつのスワイプファイルを丸々書き写すのには時間も労力もかかります。長いものになると20ページとかあるので、時間も2時間、3時間とかかる上に、なんせ腕がだるくてしょうがない。

僕も最初は「こんなこと毎日やってられるか!」と書き写したノートを見ながら毒づいたものです。ですが、実はちょっとやり方を変えただけで、あれほど面倒だった写経が簡単に、しかも継続してできるようになったのです。

もちろん、もしあなたが「写経なら毎日1本やっている」という修行僧のように自分に厳しい人ならこの方法は必要ありません。でも、もしあなたもかつての僕のように「写経をやったほうがいいのは分かってるけどもっと簡単にできる方法はないの?」と思っているなら、この方法はきっとお役に立てるでしょう。その方法とは、、、

写経をもっと楽にする方法

スワイプファイルを分解するということです。

例えば、今日はヘッドラインとオープニングだけ。今日は商品プレゼンの部分だけ。今日はクロージングのパーツだけ、、、といった具合にスワイプファイルを分解してやると、1日に写経に必要な時間は15分から30分もあればできてしまいます。

どんなに忙しい人でも、1日15分程度なら時間は取れますよね?

毎日やれば1週間で1本は写経できてしまうでしょう。1つのスワイプファイルを3回写経するとしても、1年間で17本もの優れたセールスライティングのエッセンスを身につけることができるのです。

断言してもいいですが、1年間で17本も写経している人はまずいません。よくてせいぜい1本とか2本でしょう。つまり、これをやるだけで他の人とは17倍以上の差がついてしまうのです。

なので、まずはスケジュール帳を開いて、15分でも30分でもいいので、そこに写経の時間を確保してください。毎日が厳しいなら週に1日でも、2日でもOKです。いきなり高い壁を乗り越えようとせず、まずは自分でできる範囲でやっていくことが最大のコツです。

1日たった15分程度の時間を取るだけでトップライター達の技術を自分のものにすることができるとしたら、、、そして、それを使って売れるセールスレターを苦労することなくすばやく書けるようになるとしたら、、、それでもあなたはそれをやることを躊躇しますか?

昌子 幹

P.S.
ジムに行った後でビールを飲んでいたら効果がないように、売れていないセールスレターを写経しても意味がないどころかあなたのスキルに悪影響を与えます。スワイプファイル選びは慎重に。

P.P.S.
申し遅れました。僕の名前は昌子幹(しょうじ・みき)。【ザ・レスポンス】でセールスライティングやプロモーションの企画を担当しています。これから隔週であなたのマーケティングやセールスライティングについての役立つ情報をお伝えしていきますので、どうぞ楽しみにしていてください。

昌子 幹

BtoBからBtoC、国内から海外に至るまで15年以上にわたって営業とマーケティングの経験を積む中、ある時ダイレクト・レスポンス・マーケティングとセールスコピーの重要性に気づく。独学で勉強を進める一方、当時たまたま募集をしていた小川忠洋主宰のセールスライターを養成するコーチングプログラム「パートナー養成講座」に参加。その4カ月後にはセールスライターとして最初の仕事を獲得し、会社に勤める傍ら副業で活動を開始。間もなくセールスライターとしての仕事が急増し、収入も本業を大きく超えたためセールスライターへと完全に転身。現在は【ザ・レスポンス】でプロモーションの企画とセールスライティングを担当。

昌子 幹の記事一覧

ブログ一覧へ戻る

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします

ページトップへ
Loading