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良い商品が売れない意外な理由…

2014.11.17 | ,
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From:小川忠洋

大阪のスタバより、、、

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 ごらんのように、昨日は串カツを食べた。たまたま、妻のランがママ友と一緒に淡路島に小旅行に出かけてしまった。なので晩メシは何にしようかなぁと食べログを見てたら、ウチの近所の駅近くに、美味しいと評判の串カツ屋があったのでそこに行くことに・・・

 夜で疲れていたので、注文するのもめんどくさいと思い「おまかせ」でお願いしたんだが、、、これが美味い。さすが、食べログの評判の通り、美味い店だ。近くに発見して、これから一人で食べるときとか、ここアリだなぁなんて思っていた。

しかしとても奇妙な事が一つあった。

 それは、マジでとっても美味しい串カツ屋さんなのに、ぼく以外に誰もお客さんがいなかった。そう。たった一人である。店員さんは店主の女性が一人とアルバイトっぽい学生が2人。3対1である。。。

「飲食って難しいですよねぇ」

 何をきっかけかは忘れたが、店主のおばさんが、そんな事を語り出した。聞けば、以前はエステ関係の仕事をしてたらしく、日本でナンバー1になった事もあるんだとか。。。それから、飲食店をやることにしたらしいが、なかなか上手くいかないと言う…

「何が難しいんですか?」と聞くと

「集客がねぇ」

 ま、そらそうだろうな。と内心思った。飲食店で味が良ければ、残る問題は集客くらいしかないだろう。他にも問題は山ほどあるかもしれないが、集客と味ほど致命的な問題は、ないんじゃないか。(言い換えると、マーケティングとプロダクト)

「でも美味しいですよ」

 と、励ましたつもりだったが届いたかは分からない。(ホントに美味しかったんだけどな)「ぼくの知り合いにジョイマンって人がいて、、、」とか言おうと思ったが、疲れていたので止めた。次回、行った時にでもその話をしようか。場所が悪いのか?いやいやそんな事はない。駅から徒歩2、3分である。しかもこの駅、特急も止まる駅だ。そこそこの人の流れがある。2,3分。美味しい。客来ない。なぜ????

なぜだろう?あなたならどんな理由を考えるだろうか。

 以前、この辺りにある美味しいハンバーガー屋に行った時(ここもホントに美味しい)そこの店主も同じような悩みを抱えているようだった。そして、その店主はオモシロい事を言っていた…

「この辺りは飲食店が多すぎるんですよねぇ」

 実はこの辺りは、ちょっと知られた地名で「神戸の○○ケーキ」みたいな世田谷食品でもないが、商品名に地名が使われるような、ケーキとかの名所らしい。なのでか何だか知らないが、飲食店がやたら多いんだと。この辺りに住んでいる人口に対して、飲食店が多すぎると。そうなれば、おのずと、1店舗あたりの客数は減る。小学生でも出来る割り算だ。

 ちなみに半年くらい前も、めちゃめちゃ美味しいケーキ屋さんが潰れていた。飲食店よりもケーキ屋にとってはもっと激戦区なのだ。

たいていの起業家が見すごす点

 ほとんどの起業家は、こういった競合のことをほとんど考えない。ほとんど考えずに味がいいから(商品がいいから)名所だから(○天に出せば人がいる)とか言う理由でビジネスをスタートする。(特に飲食、店舗系の人に多い)

 どんなに人がたくさんいたとしても、それと同じくらい、いや、それ以上に競合がいたら、ビジネスとしては、とっっても厳しいものになる。かといって競合がいなさすぎるのは、人もいない、見込み客もほとんどいないというサインかもしれないので、注意が必要になる。

 一番、いい塩梅なのは、そこそこの競合がいる状態だ。たいていの起業家は競合の事を考えず、自分の商品、自分のお店、自分のビジネスの事ばかり考えてしまう。しかし顧客の視点から見れば、あなたが扱ってる商品と似たようなのが、たくさんあれば、その中から一つを選択するというのは、ごくごく自然な行為である。

 顧客に奉仕する。より良い商品を提供する。というのはとても素晴らしい美学だが、美学だけでは食ってはいけない。ビジネスでもスポーツでも学業でも、何でもそうだが、世の中は競争社会なのである。

 そして、競争に参加するなら勝たなければいけない。競争に勝つには、競争相手の事を知らなければいけない。。。そして、相手の弱点を知り、その弱点を突かなければいけない。理想的には、自分の強いところを相手の弱いところにぶつけるくらいの事が必要だ。それでこそ、競争に勝つことができる。

 これは現実だ。

 冒頭の串カツ屋の場合、集客の解決策は簡単で、駅前に行ってチラシをまけば良い。ぼくはその駅を使うのでよく分かるが、そんなチラシをまいている飲食店は、他に一つもない。ただ一つもない。そのような中で顧客にアピールすれば、明らかに「勝ち」である。なぜならそこには競争がないんだからね。

 これが大阪のミナミのように、そこら中にキャッチがいるような状況では意味がない。競争に勝てない。(大阪のミナミには最近、飲食店に20%引きですよ!みたなかけ声でキャッチセールスをしてくる人がたくさんたむろしている。飲食店からキックバックをもらうので、結構いい稼ぎになるらしい。が問題となっている)

 相手が弱いところ(何もしてない)ところに攻撃をかけるから勝てるのである。

 さて、あなたのビジネスではどうだろうか?たまには競合の事を考えてみよう。彼らの弱いところはどこか?彼らが見過ごしている所はどこか?

 そこに一発ぶちかましてみては?(笑)

ーおがわ

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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