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アナログ万歳!

2014.9.6 | 
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From:ハワードジョイマン

From:ハワード・ジョイマン

静岡の自宅より

あなたは普段、どこに出かけますか?意外とお店や自宅から近所のエリアをウロウロしていませんか?時間でいうと、10分圏内ぐらい、、、

で、、、次に、お客さんをイメージしてほしいんですね。店舗経営をしていると、結局のところ、来店するのは、徒歩で10分、自転車で10分、車で10分の距離の所からくるお客さんが大半ではないでしょうか?ようは、10分圏内のお客さんで8割を占める。

まあ、都内などの大都市では電車網が発達しているので、自宅と職場を中心に行動距離というのは広くなりますが、それでも自宅と職場の各10分距離が大半だと思います。

きっとあなたのお店を利用するお客さんも、おしなべてお店から10分という距離が商圏ではないでしょうか?

どのくらいの人数がやっているの?

インターネットの発達により、電車に乗っていてもカフェで仕事をしていても、スマホをいじくっている人が圧倒的に多いです。本当に、インターネットというものが身近になっています。

それに応じて、インターネットを媒介としたツールも毎年のように生まれています。古くは、メルマガ、ブログ、そして、ツイッターやフェイスブックまで多種多様なインターネットメディアがありますよね。

こうして経営者の方たちもこうしたインターネットツールに手を出すわけですが、、、イマイチ、効果を実感できないという方も多いです。「折角、頑張って苦手なネットに手を出したというのにな~」このような声が聞こえてきそうですが、、、、もし、あなたも同じような状況なら、一度、考えてみてください。

あなたのお店を利用する人の距離が10分圏内だとしたら、その中に、ネットをやっている人って、一体、どのくらいの人数いるんでしょうか?

確かにスマホでカチカチやっている人ってたくさんいますが、ニュースを見たり、ゲームをやったりしている人が多いです。その中で、地元のお店を探している人って商圏内の数で言ったら、そう大して多くはないと思いませんか?

インターネットの利点というのは、お店の営業時間の制約がない、距離に制約がない、品ぞろえに制約が無いなどの利点がありますが、それは通販などをやっている場合のこと。

お店に来店してもらうことで売上につながる飲食店や美容室、治療院にとっては、10kmも離れていれば、お店に行くのが面倒くさいです。

もし、試しに一度行ってみようと思ってもらえたとしても、その後、2度、3度と言ったら、結局、離脱してしまう顧客の割合の方が多いです。

遠くの新規より地元客の再来店

どうしても店舗経営をしていると新規のお客さんをどんどん獲得したいという気持ちは強まっていきます。しかし、新規のお客さんをどんどん集めるよりも顧客一人から得られる生涯売上(顧客生涯価値)を考えると、10分圏内の顧客の利用者数の絶対数を増やすのが先決ではないでしょうか?

インターネットで全国の人にホームページを見てもらったって、来店に繋がらなければ、売り上げにならないんですから、そのための作業時間って勿体ないですよね。それを売上に直結することに使ったほうが、よっぽど良いです。

アナログって大事よ、、、本当。

お陰様で、私は美容室や飲食店など、来店型の商売をするクライアントがたくさんいて、その方たちが実践して、どんどん成果を出してくれています。その方たちが特に集中してやっているのは、チラシだったり、店前看板だったり、すごくアナログチックなこと。

でも、アナログって大事ですよ。古い方法が今もあるのは、それだけ効果が絶大だから。新しい方法って最新という言葉に胸がときめくかも知れないけれど、効果も未知数だし、リスクも大きいですよね。

お店の売上を伸ばしたいならば、その手法が古いかどうか?新しいかどうか?で考えるのではなく、あなたのお店に来ているお客さんをよく観察してみてください。

その人にマッチした販促手法をやれば、今よりも簡単に来店客数が増えて、売上が伸びますよ。

応援しています。

ハワード・ジョイマン

ハワードジョイマン

テレビ東京の「ガイアの夜明け」をはじめ各種マスコミに取材を受ける、店舗利益最大化コンサルタント。中小企業診断士であり、絵本作家(構想・シナリオ担当)、元お笑い芸人としての経歴をもつ。会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を主催し、独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」で数々の店舗の業績アップをサポートしている。有限会社繁盛店研究所 代表取締役、株式会社繁盛店研究出版 代表取締役。

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