前回の記事では、私が「ダン・ケネディにもっと早く出会っていたら、多くの時間とエネルギーを使わなくて済んだのに！」ということをお話ししました。

要するにダンは、私が広告宣伝費に100万ドル以上を使って学んだマーケティングの知識を事前に知っていて、教材としてまとめてくれていたということです。

今日も、私がダンから学んだことで、今でも使える重要なアイデアを引き続きシェアしていきたいと思います。

前回はアイデア１−３を紹介したので、今日は残りのアイデアを紹介します。前回と今回合わせて６つのアイデアのうちどれを使っても、あなたのビジネスは大きく転換する可能性があるでしょう。

ダンから盗んだ６つのアイデア

4. あらゆる商品を大きなコンセプトで包む。

これは「コアコンセプト」とも呼ばれ、それ１つであなたの商品に入っている全ての特徴を完璧に表しているパワフルなアイデアのことです。

このコアコンセプトをマーケティングで使うと、あなたの顧客は一瞬のうちに自分が買おうとしているあなたの商品には何が入っているのかがわかります。

私自身は、このコアコンセプトを、これまでに作った全ての主なマーケティングコンテンツの中で使いました。実際、マニフェストを読んだ方ならすぐに理解してくれるでしょう。そしてコアコンセプトがあったからこそ、マニフェストは世界中の起業家に読まれるようになったのです。

ちなみに、マニフェストで提供しているコアコンセプトは以下のようなものです。

「チャンス追求型の起業家はもがき失敗する。その一方で戦略型の起業家は著しい成功を収める」

5. 人が、あなたから商品を買わなかったとしても、そんな人も他のビジネスからは買う可能性がある。

あなたが自分のビジネスについて尋ねることができる質問の中で最も重要なものは、「なぜこの人たちは私の商品を買わなかったのか？」です。

ある商品を売るためにウェビナー、無料レポート、ビデオを作ったとしても、大部分の人はあなたの商品を買いません。実際、あなたの作った無料レポートを最後まで読んだり、ビデオを全部見たりしても、商品を買うことは稀でしょう。

こういう人たちは放っておくのではなく、なぜ買わなかったのか理由を尋ね、できる限りあらゆる方法でフォローしてください。それがあなたのやるべきことです。

ダンは、これを「熟しているのに長い間収穫されなかったフルーツを収穫する」という言葉で言い表しています。

6. 最高の商品とは、あまりにも『明らか』だから買わないことが恥ずかしく馬鹿げたことに思える商品である。

これはわかりきったことのように思えますが、私がこれを６つの中に入れたのは、これまでに嫌と言うほど多くの起業家がこの間違いを犯すのを見てきたからです。

あなたの商品があなたの見込みクライアントの問題を解決するだけでなく、全てのライバルの提供する解決策を意味のないものにしてしまう、すぐにわかる明らかな理由があるはずです。もしないと思っているのなら、きちんと探すべきです。

そしてもしそれが見つからないなら、そのような商品は売るべきではないのです。

そして、あなたが「これだ！」と思う明らかな理由をいくつか見つけ、それらを１つの文章にまとめて、マーケティングの中で繰り返し言及するのです。さきほど「コアコンセプト」について話しましたが、この「明らかな答え」をコアコンセプトとして使用することもできます。

冒頭でも言いましたが、ここで紹介した６つのアイデアをあなたのマーケティングに取り入れれば、私がしたように何百万ドルという広告費を無駄にしないで済むでしょう。

最後にあと１つ

この記事は思ったより長くなり２回に渡ってお届けしたのですが、これだけ言わせてください。

ダン・ケネディはこれまで長年にわたり数千人のビジネスオーナーを指導してきました。そして、私は彼の教えに偶然出会った大勢の１人に過ぎませんが、その出会いが私のビジネスのやり方を変えました。たった一つの出会いで運命が変わることは現実にあるのです。

リッチ・シェフレン