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本当の話です

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From:小川忠洋

From:小川忠洋 

大阪のスタバより、、

先週の金曜日、事件は起きた。その日、アポがいっぱい詰まっていたが、夕方には全てのアポを終わらせ、全ての仕事を完了して、気分爽快だった。そして、僕は教習所に向かった・・・

現在、僕は車の免許をとるために、教習所に通っている。そして、こそこそと仕事の合間に教習所に通った結果、第一段階の学科教習が終わった。それが、12月の頭の話だ。12月の頭にはネクストリーダー・サミットやら、レスポンス・ゴールドメンバーの会合があったりとでやたら忙しかった。・・・そして、2ヶ月ほど、教習所に行くことを忘れていた・・・

やばい。このままでは前回の二の舞になってしまう。このまま行くのが、めんどくさくなって、いつの間にか行かなくなって、半年後くらいに教習所から電話がかかってくる・・・なんて事になりかねない。今回は、それは許されない。何故なら、僕はもうすぐ引っ越しをして、車通勤になるからだ。車通勤なのに免許を持っていなかったら、選択肢は2つしかない。

無免で毎日運転するか、会社に行かないか。の2つである。どちらの選択肢も長期的に見ると賢い選択肢とは思えない。短期的に見れば、いい選択肢にも見れるのだが・・・僕のビジネスの信条として、常に短期利益よりも長期利益を優先するというものがある。

大抵の場合、短期の利益をとってしまうと、その利益を投資にまわしたりする事ができなくなって、数年後に大変、困った状態になるか、そもそも会社がなくなるか、という状態いなる。

フロントエンド商品とバックエンド商品の考え方も同じだ。

単発の商品で利益を出そうとすると、広告がヒットしているうちはいい。何もしなくても利益が生まれるような感じがするだろう。しかし、どんなにヒットした広告も、いずれは使えなくなってくる。広告、セールスレター、には寿命というものがあるのだ。

そして、その寿命はインターネットでは非常に短い。(逆にオフラインでは非常に長くもできる。少年ジャンプとかに載っていた”家出のドリッピー”という英語教材の広告を覚えているかな?あの広告、僕の記憶では、10年以上同じものを使っている。10年も同じものを使っているという事は、10年売れ続けているということだろう)

しかし、ネットではそんな事はありえない。ネットの場合、10年どころか5年も立てば、文化がかわっている。5年前、10年前は、マイクロソフトが世界を制したと思ったら、今やグーグルである。そして、5年後にはフェイスブックになっているかもしれない。

話を戻そう。今の時代、未来は非常に予測しにくい。だからこそ、常に未来に追いつけるように投資をしておかなければいけない。今日、成功したからと言って喜んでいてはいけない。今日の成功が、来年の成功を約束するものではない。単発ヒットなら誰でも出せる。本当に難しいのは長期的に成功する事、長期的に成功し続けることだ。あなたにはそうあってもらいたい・・・

さて、そんな価値観から、無免で運転したり、会社をサボるという選択肢はどうやらまずいようだ。どうすれば、いいか?ま、行くしかねぇーわな。という訳で、2ヶ月ぶりに教習所に向かった。(前フリなげぇぇ、と思った?自分でもそう思ったー笑)

教習所にて

第一段階の学科教習は終わっていたので、その日は、技能教習。車に乗るやつである。久しぶりで上手く運転できるかな?などと待合室でドギマギしていると、フと、ある部屋に目がいった。

その部屋にはパソコンが数台並べられていた。どうやら、学科試験の練習問題をするパソコンのようである。教習まで時間があったので、いっちょチャレンジしてみるか?と、僕は練習問題をやってみる事にした。実際、2ヶ月も空いているから、どれだけ覚えているかな、と不安だったのだ。

前にも見た事のある○×の2択問題。

微妙な表現で、ひっかけようとする悪意に満ちたテスト問題だ。その微妙なひっかけに見事に引っかかっていきながら、とりあえず、50問やってみた。確か、45問正解だったら、試験クリアなはずである・・・結果は・・・

26点

え!!!26点!?にじゅうううううろくてん?マジか!?
正直、この点数には自分でもビックリした。26点と言えば、正解率52%である。つまり、簡単なことばで言うと、半分である。大学時代に物理学科で統計学を学んだ事のある僕は、(僕の入ったゼミの先生は統計学が専門だった)この意味を深く考えてみた。

・・・・・・・・・っってか、深く考えるまでもねぇ!
ようするに正解率1/2じゃねぇーか。これは、試験問題の内容を全く無視して、全問、○で連打していったら、最終的には、50%に収束するという数値である。言葉を変えれば、サルが山から下りてきて、パソコンの前に座って、マウスを連打してもとれるような点数である!マジで!?

さらに深く意味を考えていくと、それは、今まで受けた学科教習が、まるで、全く何の意味もなかった、、、というような事を示している。

おおお!オレの時間をかえせぇぇぇぇ!

と心の中で叫びたい気持ちになったが、大人なので抑えた。しかし、どうしよう?この点数だと、どこを改善していいか分からないぞ。ひとまず、もう一回、テキストを読み直してみようか。普通はどこか苦手な箇所ってのがあるもんだけど、○を連打すれば、とれる点数だから、苦手もクソもない。

やっぱりエビングハウスの忘却曲線※ってのは本当だなと、教習所の一室で、故エビングハウス氏に敬意を評した。(※人間は、聞いた事の70%くらいを次の日に忘れている。時間が経てばたつほど忘れる・・・しかし、繰り返す事でその忘却は抑えられる)

教訓:

寄り道してはいけない。やるべき事は一気にやってしまおう。その方が、効率が良い。あれをやりながら、これもやって、ここにも手を入れる、、、なんて事をやっていると、あなたのビジネスの点数は26点である。

小川忠洋@事故必至 

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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