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仕事のためなら信念を曲げる?

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From:山田光彦

「仕事を取るためには、、、やるしかないか…」

あなたが営業をしていたり、社長として仕事を取ったりしているなら、こんな気持ちを感じたことがあるかもしれません。

「それって間違っているんじゃないの?」と感じることでも、仕事だからやらないといけない。。。やりたくない仕事でもやるしかない。。。付き合いたくない人とも付き合わざるを得ない。。。といった気持ちを経験したり。

特に起業したばかりで、お金がないときなら、仕事は喉から手が出るほどほしいもの。なので、自分の本当の気持ちを隠してでも、仕事が取りたい、、、という誘惑にかられるのは、よくあることだと思います。

僕も昔、起業したての頃、心の中にこんな葛藤を抱えていたことがありました。実際、やりたくない仕事を受けたこともあります。でも、こういう仕事を受けるのは気持ち面でとても辛いというか、少し大げさにいうと、自分の信念を曲げるというか、魂を売ってしまったような感じがしたのを覚えています。

もしあなたが「仕事のために信念を曲げないといけない」と感じたことがあるなら、、、もし、今もこんな気持ちを感じているなら、、、あなたに紹介したい話があります…

年間2,000億円の売上を捨てた
アメリカのドラッグストア「CSV」

アメリカのドラックストア・チェーンのCSV。

アメリカでは、かなり有名で、僕もセミナーを受けるためにアメリカに行ったとき、何度か買い物に行ったところ。フルーツとか、飲み物も売っているコンビニみたいな感じのものも売っているところです。

このCSVがあるとき、大きな方針を打ち出しました。

というのも、健康志向の会社を目指しているCSVの姿勢とタバコを店舗で売っていることが矛盾するんじゃないか、ということに気づいたようなのです。CSVのタバコの売上は年間20億ドル。1ドル100円で計算すると年間2000億円という稼ぎ頭のひとつだったのです。

ですが、このCSVは健康志向を本気で追及するという信念を貫き、商品棚からタバコを一掃するという決断をしました。(社内でも大きな反対があったようです)

結果、この決断をした年の末には、前年比で売上が10%以上増加。しかも、優秀な人材が就職を希望してくるようになった、とのこと。おそらく、CSVの信念に共感する優秀な人が就職を希望するようになったんでしょう。

タバコという目の前の売上を捨て、信念を貫いた結果、捨てた売上以上の売上を上げることができるようになったという事例です…

信念を貫いた起業家や大物たち…

Amazonの創業者、ジェフ・ベゾスが、起業する前。当時の仕事の上司に「インターネットで本を売る会社を立ち上げたいんです!」と言ったとき。その上司は「ものすごくいいアイデアだね!でも、それは君の仕事を捨ててまでやるべきことなのかな? ー中略ー 今、君はものすごくいい仕事についていると思わないかい?」と言われた、ということなんです。

ですが、ジェフ・ベゾスは自分のアイデア・信念に従って、やっていた仕事を捨て、Amazonを立ち上げる道を選びました。その結果、どうなったのか、、、は言う必要はないですよね。

もし、オバマ元大統領が「黒人は大統領になれない、、、」という過去の事実を突きつけられても、信念を貫き通す勇気がなければ、オバマ大統領が誕生することは、おそらくなったでしょう。

Apple創業者の一人、スティーブ・ジョブスも周囲の反対があったとしても、自分の信念を貫くことで有名です。僕もジョブスの自伝を読みましたが、自分の信念を貫くためには、結構、手段を選ばない感じです。他にも、そんな起業家はたくさんいます。

自分の信念を貫き通すことは簡単でないことが多いと思います。

でも、信念を貫き通すことで、顧客を惹きつけ、売上が上がることもある。しかも、あなたの信念があなたの夢を実現するための原動力だとしたら、、、

自分の信念を安売りをしてしまう、なんてことだけにはならないように、気をつけてください。

自戒の念を込めて

– 山田光彦

山田 光彦

【ザ・レスポンス】の責任者兼チーフ・セールスライター。以前は、司法書士として事業をやっていたが、顧客を集める重要性を痛感し、セールスライターへ転身。現在、ダイレクト出版のマーケティング部門の事業部長を務める。

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