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常識を壊せ!

2016.6.21 | ,
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From:山田光彦


「常識なんてクソ食らえ」
By ダン・ケネディ

あなたもマーケティングを学んでいるなら「常識を疑え」「常識を壊せ」ということを一度は聞いたことがあるでしょう。

僕も昔、この言葉をよく本やセミナーで耳にしていました。なので、大切なことはよくわかっていたんです。でも「常識を破るといっても何をやればいいんだろう、、、」と思っていたんです。頭では重要だと分かっていても、あまり実感がわかないという、感じだったんです。でも「これはとてももったいないことをしていたな…」と今になって思います。

というのも、実際、圧倒的な業績を上げている会社というのは、業界の異端児や変わり者というのはよくあること。しかも、その人たちが上げている業績は、本当に圧倒的。業界自体を変えてしまうような、飛び抜けた成果を出しています。

なので、今日は、業界の常識を破って、圧倒的な成果を出すためのヒントを事例を混じえてお伝えします。

業界の常識を破った成功事例:ジレット

カミソリを売っているジレット。きっとあなたも知っていますよね。

このジレットは、昔からカミソリを売ってたんですが、今売っているカミソリとは少し違っていたんです。というのも、当時のカミソリは、もっと分厚い、本格的なものだったようなのです。当時のカミソリがどんなものだったのか、正確には言えないのですが、おそらく、床屋さんで使うような本格的なカミソリだったんでしょう。

当然ですが、本格的なカミソリでも何度も使っていたら、キレが悪くなってきます。なので、きちんと刃を研がないと使い物にならなくなってくるわけです。なので、カミソリを定期的に研がないといけない、、、という今からすると超邪魔くさいことをやらないとダメだったんです。そんなとき、ジレットは、こんなことを思いつきます。

「刃を薄くして、取り替えられるようにしたらどうだろう。
 ハンドル部分(持つところ)と刃を別々にして、
 研ぐ必要をなくせば便利に違いない」

そして、替刃型、T字カミソリが作られ、大ヒット。この替刃型のカミソリがスタンダードな形となりました。

つまり、カミソリは時々、刃を研がないといけない本格的なもの。そんな常識を壊したことで、ジレットは、圧倒的な成果を出したのです。

邪魔するモノ

替え刃型のT字カミソリがスタンダードになったことで、おそらく、それまで使われていた本格的なカミソリの売上は大きく落ち込むことになったでしょう。顧客からすれば、もう買う必要のないものになってしまったわけですから。

つまり、カミソリを販売していた業界の人からすれば、ジレットはめちゃくちゃ迷惑な存在なんです。そして、業界の常識を破る人は、ほぼ間違いなく、それまでの業界の常識でビジネスをしている人にとって、迷惑な存在になります。たとえば、、、

・新聞業界にとって、ネットでニュースをリアルタイムに配信されることは迷惑ですよね
(新聞よりも早くニュースを届けることができますから)
・Amazonも店舗で本を販売している業界にとっては迷惑
・itunesなど、音楽をネットで配信することは、CDを販売する業界にとっては迷惑です

なので、常識を破る人は、今までのやり方を続けていくことで利益が得られる人たちから、強い風当たりや批判を受けることになります。ですが、、、

競合よりも、注目すべきモノ

業界の常識というのは、大抵トップ起業にとって都合のいいものになっています。なぜなら、その常識で戦うことで実際にトップになっているわけですから、当然といえば当然です。

なので、その常識の中で戦うのは、相手の有利なルールで戦うこと。あえて、不利な状況で戦うことになってしまいます。

それにあなたは競合や業界のためにビジネスをしているわけではありませんよね。あなたを実際に支えてくれているのは、あなたの顧客です。なので、競合ではなく、注目すべきは顧客です。そして、顧客のために常識を打ち破る。これがキモです。

さっきのジレットで言えば、使い捨てできるカミソリが出てきたことで、顧客は刃を研がないといけないという、わずらわしいことから開放されました。ネットでニュースをリアルタイムで確認できたり、ネットで本を買ったり、itunesで音楽をダウンロードしたりすることで生活が便利になりました。

業界には迷惑な存在であっても、顧客からは支持される。
これが常識を破り、圧倒的な成果を出す、ポイントのひとつです。

あなたの業界では当たり前になっている。でも「それって不合理じゃない?」「ココおかしいんじゃないの?」そんなことを思ったことがあるなら、、それは顧客にとって価値のない常識もしくは、時代に合わなくなった常識かもしれないサインです。その常識を破ることで、顧客に大きな価値を提供できるなら、あなたは大きな成果を手に入れることができるでしょう。あなたが手に入れる成果が大きければ、大きいほど、競合にはより嫌がられることになるとは思いますが、、、

最後にもうひとつだけ。あなたにダン・ケネディの言葉を・・・

「反感を買うことを恐れてはいけない
 胸に抱く野望が大きければ、それだけ反感を買う可能性も大きくなる。 
 どの程度、有意義なことを成し遂げられるかは、
 どの程度、他人を怒らせる勇気があるかに比例する」
By ダン・ケネディ

PS.
常識を破って、圧倒的な成果を手に入れるための詳しい方法が知りたいなら、これを見てみるのがオススメです。

詳細はこちら

山田 光彦

【ザ・レスポンス】の責任者兼チーフ・セールスライター。以前は、司法書士として事業をやっていたが、顧客を集める重要性を痛感し、セールスライターへ転身。現在、ダイレクト出版のマーケティング部門の事業部長を務める。

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