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がんばってる「から」成果が出ない

2013.10.25 | ,
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From:北岡秀紀

From:北岡秀紀

前々回の口説けなかった男の後日談。
他の男に誘われて、飲みにいった女性が諦めきれないということで、どうすればいいか?という相談を受けました。

(最近、彼に限らず仕事だけじゃなくプライベートのコンサルが妙に多いです。「仕事なんて、たかが人生の一部分」というスタンスの私には有り難いのですが。。。)

そこで、私は一緒に食事に行くことを「オファー」するように指示をしました。
前々回に書いた通りオファーしてみないと何もわからないからです。
結果、女性は、その話に乗ってきました。

本人は嫌われたと思っていましたが、その女性の他の友達がある男性に誘われて2人っきりで行くのが怖かったから一緒に行ってあげた、というのが真相だったそうです。

オファーにYESをもらい、どこで食事をすればいいのか?という話から、どうアプローチすればいいのか?まで事細かに話し、ありとあらゆるシナリオを想定し、フローチャートにして徹底的にコンサルティングしました。

その結果・・・彼はその女性とのお付き合いに成功しました。
私は彼にその成功要因を聞いてみました。

なぜ彼は成果を出せたのか?

彼によると、私のアドバイスで最も効果があったものは、「他の女性とのデートの約束を取り付けておけ」というものだったそうです。

たまたま他の会などで知り合った女性が居たのを知っていた私は、他の女性とのデートを取り付けておくように言っていました。彼は、1人ずつ結論を出してから、次の女性を誘おうとしていたのですが、私が同時に誘うように指示したのです。

彼は真面目なので、同時並行で誘うことを躊躇しました。
しかし、別に付き合っているわけでもなく浮気にはならないですし、どの人がいいかなんてデートしないとわからないから、どんどんデートした方がいいと説得し、私のアドバイスを受け入れてくれました。

その結果、その女性とうまくいくことになりました。
なぜなら「これを失敗しても次がある」という風に思えたからです。
他もあるから、ガツガツせず余裕を持って誘えたのが自分でもわかったそうです。それが良い結果を生みました。

まさに私もその効果を狙っていたわけですが、これほどうまくいくとは思いませんでしたが(笑)

お客さんに執着しない

ビジネスにおいても同様です。
なんとなくいい人だったり、受注金額が大きくなりそうだったり、多くの人を紹介してくれそうだったりすると、その人に執着しようとしてしまいます。

特に、ビジネスをはじめて間もない頃、見込み客の絶対数が少なく、しかも売上がない状態だと、そうなりがちです。

しかし、その人にこだわればこだわるほど、執着しようとすればするほど、その人は逃げていきます。
どうしても押しが強くなり、面倒なヤツ、何となくイヤなヤツというレッテルを貼られてしまうことになってしまうからです。

見込み客はお客ではありません。
つまり、まだ、あなたにお金も何ももたらしてくれていません。
そして、お金をもたらしてくれるかどうかも、確定していません。

にも関わらず、その人に執着してしまうと良い結果になる可能性は圧倒的に少なくなります。
それは、おざなりに扱え、ということではありません。一人一人と向き合うことは重要です。一方で「私にはこの人しかいない」と気持ち悪いストーカーみたいにはならないことが重要です。

代わりはいくらでもある

言葉で言うのはカンタンですが、なかなか実行するとなると難しいものです。
そこでまずは、
「見込み客は世の中にはゴマンといる」
と考えることです。

実際、見込み客はたくさんいます。「これは絶対に決めないとっ!」と執着し過ぎて失敗した例を思い出してください。
確かにその時はがっかりしたかもしれませんが、その後、別の見込み客が現れたはずです。

さらに言えば、そのお客さんだけ見てもワンチャンスで終わりではありません。その時に断られたとしても、時が経ってアプローチすればお客になる可能性は非常に高いです。
恋愛の場合は感情的な要素が大きいので、その例は少ないですが、ビジネスの場合は一度ダメでも時間が経つとうまくいった、ということはよくあります。

徹底的に向かうけれど、執着しないこと。
矛盾するようですが、それを意識することでスタンスが大きく変わり、売上も変わるはずです。

北岡 秀紀

マーケティングコンサルタントであり、コンサルタントを指導するコンサルタントでもある。これまで約900以上のクライアントのコンサルティングを実施し、数々の店・中小企業・オンラインショップの売上改善を果たす。その成功率は91.7%を誇る。(2011年10月現在)単に机上の空論ではなく、「自身で実証済みのノウハウだけを伝える」ことを信条としている。年商1億円を突破したい社長向けの情報サイト『オクゴエ!』を主宰。また、自身のノウハウを受け継ぐコンサルタントを育てるプログラムを主催しており、一人あたりの参加費は350万円という超高額にも関わらず、申込が殺到。参加希望者の77%以上を断っている。

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